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FAIRY TAIL −大地の物語−
竜と戦姫 3
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ガリアとスズハは早速森の中に入ることにした。

しかし、辺りは夕暮れ。森に入るにはいささか危険であった。

カモメーヌ村長は勿論明日になるまでと止めたがガリア達は『第三者』が夜に現れると踏んでいたのか頑なに断った。

カモメーヌ村長は仕方なく諦め、ガリアとスズハを渋々見送った…

ここまでがガリアとスズハが森に入る前の過程である。


そしてここからは森に入ってからの話である…

ガリアとスズハは森に入ってからのその異様さに気がついた。

森は何もいないが如しに静かであるのにも関わらず、辺りからは肌がビリビリと来るぐらいに殺気だっていた。

「妙な感覚だな…一匹どころの殺気じゃねぇな、数十匹?いや、それ以上か…何にせよ、気味が悪い」

「それには私も同意件だ。それに…少しだが微弱な魔力も感じる…『第三者』がいるのは間違いないな」

彼らは身構える。今のところ殺気だけで襲ってくる気配はないしかし、モンスターが警戒しているようにも思えた。

それがガリア達には不気味で仕方なかった。

ガリアとスズハは確実に罠だとわかっていてなおも足を進めた。

何故なら、この不気味な森を作り上げている『第三者』に会うためだろう。

一歩、また一歩とこの不気味な森に足を進める。

誰かに見られていると気づいていながら…彼は足を止めない。

「……」

「………」

「…………」

「……………」

『ぷ、あああ、ハハハハハハ!!』

何かに堪えきれなかったみたいにそれは突然として起きた。

森に響き渡るようにその笑い声は腹を抱えるように笑い続けた。

ガリア達は何が起きたのかわからず呆然としたが、理解が出来るとニヤリと笑って見せた。

『あはは、最高!何?覚悟?超受ける!死地に赴くなんて正気?』

「やっと、出てきやがったな…どうやって炙り出してやろうかと悩んでいたんだが…まぁ、そちらさんから出向いてくれるなんて嬉しいねぇ!」

『そりゃあそうだよ、罠って君達わかってたよね?なのにさそれを理解した上でなお、進んでくるんだもん。そりゃあ笑える!だから、仕方なく僕が出向いてやったわけ!』

自信に満ちたその笑い声はガリアにとっては癪に触るのか『チッ』と舌打ちし、視線の感じる方に睨みを効かせた。

『おお、怖い…でもさ、結構僕嬉しかったりするんだよね。村の連中臆病だからさ、ブルブル震えてるだけでちっとも面白くないんだよねぇ。そろそろぶっ壊して終わりにしようって思っていたんだ。でも君達みたいな魔導士が来てくれて…本当に嬉しいんだ!』

「御託はいい…貴様のせいで村人達が困っている。早々に立ち去れ」

『は?聞いていなかったのかな…そこのお嬢さんは。まあいいよ、君中々
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