竜と戦姫 3
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に可愛い顔してるもん。それに免じて話をしてあげるよ。僕はただコレクションしに来ただけだ。その目的のものが入ったからそれを試しに村を襲った…それだけだよ?』
ガリアは確実に怒りを覚えた。
今にも怒り狂いそうな気持ちをグッと堪え、見えない相手を睨み付ける。
「もういい、てめぇの能書きはどうでもいい…てめぇも魔導士ならば隠れてねぇで出てきたらどうだ?まさか、モンスター達を戦わせて自分は傍観者ってか?」
『君は勘違いをしている。確かに魔法は使える。けど、僕はあくまでもコレクターなんだ。モンスターコレクター。ここのモンスターは危険種から希少種まで程よくいるからね。そりゃあ大変だったさ彼らを仕付けるのは。だけど今やここのモンスターは全て僕のものだ。主である僕を守るために彼らは戦う。だから、傍観するのは当然だろ?』
……
ガリアは完全に戦闘体勢に入った。
今にも飛びかかろうとした瞬間、スズハはガリアの肩を持ってそれを制止した。
ガリアは睨むがスズハは優しく首を振る。
そしてスズハは小声で『任せろ』と凛々しくいい放った。
「なるほど、貴様の魔法は大体わかった。『失われた魔法』の『操獣魔法』。獣を操り自分の意のままにする極めて悪質な古代魔法」
『へぇ、知ってるんだ。てっきり知らないと思ってベラベラと話しちゃった。これは誤算だね。でもさ、知ったところでこの森のモンスター達の量に敵わないよねぇ!正確数えてないけど国を攻め落とすにはちょうどいい多さだと思うんだよねぇ』
声の主が合図をしたのかモンスター達はぞろぞろとガリアとスズハを囲む。
『お喋りはここまで。さぁ残念だけど大人しく彼らの餌として食い散らかされちまえよ!』
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