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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
挿話 帰れない事情
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う」
「畏まりました。カラハ・シャールに戻り次第、手配いたします」
クレインとローエンが歩き出した。なりゆきだからか知らないが、ヴィクトルとイバルも。となれば俺も付いて行かざるをえないわけでして。
一度だけトラヴィスの難民をふり返った。
「帰る故郷が無くなんのと、故郷があっても帰れねえのは、どっちのほうが辛いんだろうな……」
「アル?」
「いや、何でもねえよ。行こうぜ」
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