入学編
第5話 騒動
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指す有志同盟」と呼ぶようになっていた)が、賛同者をつのる行動にでた。
参道する気も無いが、討論会に参加するのも面倒なので、用途は異なるが生徒会へ匿名で送れる公益通報システムに、2種類の内容についてだしておいた。
1つは1科生と2科生を、ブルームだの、ウィードだのと言っている元となる制服の刺繍について2科生にもつけられるようにしてほしい。
もう1つは、進級や卒業時の各時点で、1科生、2科生あわせて上位100名と下位100名を成績で入替えてもらいたい。
本当に匿名システムとして働いているかはともかく、討論会で全員の目の前で話すよりはよほど目立たないだろう。魔法実力主義だというのなら、ここまで徹底してほしいものだとの考えだが、1科生の下位にいる者は、安心できないだろうなぁ。ある意味『同盟』のおこした内容で考えなおしたところだけど、実際におこなわれるかは、生徒会がそこまで学校に対して影響力は有るか無いかというところだろう。
肝心の討論会がある放課後は、部活動も休みということで、図書館へ入って調べ物をする。図書館の資料は、教室からでも読めるが、図書館でしか読めない資料も非常に多い。今まで、休み時間の合間でみていた、霊気にも関連するプシオンの資料を読み漁っていたが、たいした収穫はなかったので、図書館でしか読めない資料を調べる時間として1人用の閲覧室を予約して、プシオンに関する資料を読み漁っていた。
そのはずだったのだが、資料を読んでいる最中に画面が変わって、この学校が武装テロリストに襲われていることと、避難経路の画面がでている。
外部の気配を探ると、閲覧室から十人以上と思われるのが、図書館の出入り口の武装テロリストがいるらしい方に向かって、残りは避難経路へ向かっているようだ。
さて、自分はどうしようかなと思って、合気術の基本は護身にあるのだが、都心で夜遅く遊ぶと絡まれることがあって、それの対処としての実戦はあるが、魔法に対しての実戦経験はつんでいない。あくまで、対人戦闘という意味での実戦であって、人型の鬼や妖魔の類……現代の古式魔法でいうところのパラサイトとの実戦経験はつんでいる。
まずは、現代魔法の欠点である知覚外からの術を放つことにきめて、閲覧室からでると、気配がおかしい。ここにはテレパシーを妨害するために、不完全ながらサイオンもれの対策もされている。物体がある場でのサイオンの知覚を僕は苦手としているので、プシオンを視覚化して知覚した。
ぶったれているのが2人に、待ち構えているような感じなのは、1階に2人だが、その上付近の2階あたりに2人がいるので、そこは階段のあたりだろう。2階と思われるところには、他の4人を感知する。図書館の出入り口付近では人が入り乱れているのが感知できるのと、避難経路のほうは外
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