三十五話:平穏と新たな厄介事
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ぽを向いてそう答える。
「うん、好きにするよ…イッセー君を振り向かせるためなら―――ドンナコトデモスルカラネ?」
「ある程度の節度は守りやがれ!!」
「私は一回、エクスカリバー持って帰らないといけないから、またねイッセー君!」
「話を聞きやがれ!?」
そうして、俺の言葉を聞かずにイリナは去って行ったのだった。
一体何をしてくるのかが怖すぎて想像したくねえ……。
〜回想終了〜
イリナの告白のせいであんな夢を見ちまったんだな……
と言うか薄々気づいていたんだが……イリナはやっぱり―――
(間違いなくヤンデレだろうな、相棒)
(ヤンデレで間違いありませんね、ご主人様)
(イリナたんに殺されるのを想像しただけで……ブヒイイイイイイッ!!)
(背後からナイフで刺されると言うのも中々おつだと思いませんか?一誠様)
だよな……やべえ、どうするよ?
あいつの事だから俺がどこに逃げようが追ってくるだろうし
下手に逃げて捕まったら夢のように殺されるか、監禁されそうだ……。
やばい、これイリナと引っ付く以外の選択肢がねえんじゃねえか?
おい、何か打開策はねえのか?
(監禁束縛プレイを楽しみましょう、イッセー様)
(ゼノヴィアたんをペロペロする)
(毎日、お仕置きをしてもらいましょう、ご主人様)
(イリナたんに罵倒されながらいじめられましょう)
まともな意見が一つもねえじゃねえか!!
と言うか、一つを除いて捕まる以外の選択肢がねえじゃねえか!?
しかも、その残された一つはただ単に意味不明なだけじゃねえか!!
((((だって逃げられないでしょ?))))
くそが!言い返せねえ!!
俺自身イリナから逃れられるヴィジョンが浮かんでこないのは事実だ。
カストカゲ!何かねえのか!?
(諦めろ)
(もういい、お前はぐちゃぐちゃのペースト状にしてスライムに変えてやる)
(つまりドラゴンのスライムか?ははは、だんだんと慣れて来た自分がいやがる)
かなりやけくそ気味のカストカゲだが容赦する気はない。
宣言通りにスライムに変えてやろう。
歴代赤龍帝も湧き上がっているが知ったことじゃねえ
俺も既にやけくそだ。
「一誠さん、起きてください」
「ユニか……もう起きてる」
俺を起こすために部屋に来たユニにそう答える。
そう言えば、最近は色々とあってユニと会えてなかったな……
ああ、我が家でただ一人の非戦闘員だけあって見てるだけで癒されるな。
ユニは変態と幼馴染みによって荒らされた俺の胃に優しい。
……そういやボンゴレ印の胃薬が本部の方にあったな。
今度、取り寄せておくか。このままだと俺の胃が崩壊し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ