弐:未踏の地
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し、転倒して足掻くように揺れる。
「今??????チャンスっ??????!!」
シュラーフが小さい声で叫ぶ。普段滅多にする事のないシュラーフのそれに彼等はポカンとするが、直ぐにハッとなって駆け出す。
「止めは俺が貰ったあぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」
銅色の大剣に紅のエフェクトを迸らせ、タツキがボスに肉薄する。両手剣3連撃スキル《ロー・アグレイト》。クロス斬りから縦に降り下ろされる斬激が、上手くボスの頭部を捉える。
「ビンゴっ、皆!!弱点は頭部だ!!頭部を攻めろおぉッ!!」
タツキは己の攻撃で弱点を見出だし、弱点を叫んで伝える。それが分かれば怖くないと言った様子で、全員の攻撃が頭部に集中する。
紅、蒼、黄、緑、紫??????カラフルなエフェクトで包まれた剣が、頭部に叩き込まれる。
「ぐるおららああぁぁ!!!!」
ボスは叫び、回転と同時に起き上がる。全員が吹き飛ばされ宙を舞う中、ルーナが空中で体制を立て直す。
「止めだ??????ぜりゃあぁッ!」
ルーナが壁を蹴り、ボスに突撃する。鈍い音と共に、ルーナの片手直剣がボスの頭部に突き刺さる。
暫しの沈黙と共、直後ボスは爆散。静寂は直ぐに終わり、6人の小さな歓喜の叫びがボス部屋を埋め尽くす。
「さ、ゆっくりはしてらんねぇな??????さっさと《未踏の地》を拝んで、打ち上げするぞ!」
喜べる時間も長い訳ではなく、全員でボス部屋内部の奥にある扉に歩き出す。その先にどんな光景が待っているのか――――
* * * * *
夕焼けの空が、その場を埋め尽くしていた。声一つ出せない程、美しい景色だ。無限に広がるラベンダーの花畑、奥にはオアシスの様に壮大な湖が見える。湖に映し出された夕焼けが、照り変えってこちらを照らす。
「こりゃあ??????絶句せざるを得ないよな??????」
長く厳しいボス戦の疲れなど吹っ飛ぶ様な景色、言葉ではとても言い表せないだろう。そんな《未踏の地》の景色を求めて、《モーントリヒト》はこの世界を生きている――――
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