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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
第四十七問唸る豪速球!!明久vs. 一真
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ーはお兄ちゃん。何とか打たないと…。そんなプレッシャーがかかって初球は空振り次もボール球を空振りしてしまう。次はもうない………。そう考えてたときこの前坂本くん達が言ってたことを思い出した。どんなことも全部気持ち、イメージが強いかで上手くいくが決まる。イメージするんだ………塁に出る自分を………。目を閉じてイメージをする。お兄ちゃんが投げたボールを打って一塁に進む自分を……。イメージの中不意に体が勝手に動きバットをふる。
『エンタイトルツーベース!!二塁へ!!』
目を開けるとF クラスのみんなが騒いでいる。確かワンバウンドで外野に出たら二塁打になるんだっけ?そんなことを考えながら私は二塁に進む。

如月さんが打った。これで同点のランナーが出た。次は雄二だし上手くいけばここでサヨナラだ。
『ボール!フォアボール!!』
雄二は何故か敬遠、続く美波とムッツリーニも敬遠これでツーアウト満塁。相手は何がしたいんだろう?
「明久!!分かりやすい結果になったな!!この回で何とかしないとお前らの負け、それも全部明久にかかってんだぜ!!」
そう一真が言う。確かに、考えてみたらそうだ。もしここでアウトになればゲームセット、ヒットを打っても一点だけだと同点で次の打席は姫路さん、そして相手は米盛君。つまりここで二点をとる必要がある。
「なるほど……分かりやすいよ!!一真!!」
今まで雄二達を敬遠した理由は僕と勝負したいからだ。ならもちろんその勝負は受けるしかない!!打席にたち構える。一球目は外角高めのボール。二球目は少し高めだけどストライクを狙ってる!!それに気付いた時には遅い。バットはボールにあたりボールはセンターに飛んでいく。まだファールなら助かったけどヤバイ!!あれはフライ、しかもファールになんかならない!!残る可能性はセンターの久保くんがボールを落とすことだけ!!それに掛けみんな走る。僕も一塁を踏み二塁に進む。如月さんと雄二はホームベースの前で待機、ムッツリーニも三塁を回った。そんなときある異変に気付いた。アウトの判定がない。久保くんがボールを落としたと思った僕は久保くんの方を見る。

そこにボールの姿はなく久保くんが立ち尽くしていた。

ルールだと召還フィールドの外にボールが出るとホームランになる。しかもそれはファールではない時だけ僕は打ちそこね外野にフライを上げた。つまり、高くあげすぎてフィールドの外に出た。それしか考えられない。だとするとこれは……
「逆転満塁サヨナラホームラン………」
「奇跡だ!!」
時間がたつにつれ状況を把握してみんな騒ぎ始める。まさかこんな奇跡が起きるなんて!!僕も信じられない!!
こうしてA クラスのとの試合は僕達のサヨナラ勝ちで幕を閉じた。

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