九校戦編〈上〉
一高女子入浴×二人で賊退治
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たら襲われているわよ」
「あはは・・・・。ついつい調子に乗っちゃった、まああんな声を出したほのかの声を聞いたら男性は襲ってくるもんねぇ〜」
「その原因はエイミィでしょ!」
そう言いながら、深雪はゆっくりと浴室に入ると皆の視線が、深雪の身体に注がれた。深雪は慣れたように、その視線さえも気にせずに入った後に聞いた深雪。
「スバル、どうしたの?」
「い、いや、女の子全員が見とれた視線をしているのに深雪は焦らずに気にしてないというのがね」
「そうそう。まるでもう見慣れたような感じだからぁ〜」
見とれたという風に聞いた深雪は、前にこの世界では母親である深夜からも同じ意見を聞いた事がある。それとCBメンバーとたまに一緒に入る者たちもだが、深雪の事を同性なのになんか艶がある身体という雰囲気を出していると毎回言われる時があるからだ。内ももの辺りに手をやって短い裾を引っ張るような仕草に、浴室にいる全員が奇妙な沈黙をしたのだった。薄地の湯着は、シャワーを浴びた後の肌に残る水気と浴槽から立ち上がる湯気で身体に貼り付いた深雪の女子というより女性らしいラインを張りのある胸の双丘を含めて、くっきりと浮かび上がらせる。前袷からのぞく、ほんのり上気した桜色の胸元。短い裾からすんなりと伸びた、眩しい程の白さの、非の打ちがない脚線美。他の女子ならともかく深雪の姿は、水着より露出のない湯着姿のはずが一糸纏わぬ裸身よりも鮮烈な色香を醸し出していたのだった。
「私に向けられた視線については、もう慣れているわ。私よりも大人である沙紀でさえ、たまにそういう視線が来るからなのか。もう慣れてしまったからか女の子同士というのは理解している」
「そ、そうなんだ・・・・。深雪を見ていると性別何て関係なく気になって来るんだよね」
「そう言われても違和感はないわね、まあ実際お母さまや沙紀や結衣も同じような感じだったから」
気にしてない様子のように、足を踏み入れてから食い入るような視線を気にもせずに淑やかに膝を折って身体を沈めるのだった。横座りになって首まで浸かると、襟が湯の流れに揺れて、刹那、深雪のうなじが大きく露わになる。誰からともなく、ため息が漏れるが冗談や悪ふざけ無しでも妖しい空気であったのを感じ取った深雪であった。
「そういえば沙紀さんといえば、いつもいる護衛者さんはどこに行ったの?」
「元々お母さまが入る予定を私達が入っちゃったから、予約時間を先伸ばししているのよ。だから今頃お母さまと一緒に軽く運動しているはずよ」
「深雪のお母さんって、今日の懇親会で零社長からの紹介にあったあの人?父親もいたそうだけど」
「私のお母さまは、四葉真夜様の姉なのよ。旧姓四葉深夜で、今は織斑深夜として生活しているわ」
そう言ったら道理
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