第五十五話 別れ
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!よくも!!」
ルインがアルティメットセイバーを構えてアクセルに突進する。
アクセル「ルインのは確か、キャプチャリングシステムだっけ?」
渾身のチャージセイバーをかわすと同時にバレットをルインに向ける。
バレットが形を変え、かつてアクセルが使用したギガランチャーに酷似したバズーカに。
パンデモニウムのDNAデータにより、使用可能になったのだろう。
アクセル「エックスのウェポンチェンジシステムやゼロのラーニングシステムもそうだし、DNAデータを組み込むのも色々あるんだねえ…ブラストランチャー!!」
ブラストランチャーの手榴弾がルインに炸裂する。
ルイン「うっ!!」
まともに手榴弾の爆発を受けたルインは地面に叩き付けられた。
エックス「ルイン!!」
アクセル「他人のことを気にしてる場合?ブラックアロー!!」
ボウガンを思わせる銃を向けると追尾性能を持った矢がエックスの腕に掠る。
エックス「それは…」
レイヤーが倒したカマキールのDNAデータにより使用可能になったブラックアローだ。
ルイン「っ…」
痛みに顔を顰めるが、死は逃れている。
ゼロもルナもエックスもダメージから回復し、構えた。
流石は伝説のレプリロイドと別方向の進化を遂げたレプリロイド。
アクセルはエックス達の実力に本気で恐れ入った。
アクセル「ふふ。でもこんなんじゃ駄目だね」
ルナ「くそ…、スピードが桁外れ過ぎる…こんなんアリかよ…」
彼女は唇を噛み締めながら、アクセルを見つめる。
純白のボディが、ヤコブの照明に照らされて神秘的な光を晒していた。
吊り上がった瞳が鮮血の如く不気味で、美しいのに何処か汚れていた。
エックス「アクセル…」
アクセル「そう、あんた達を超えるために造られた、進化したレプリロイドなんだよ」
ゼロ「何が進化だ…」
吐き捨てるゼロにアクセルは笑みを更に深くした。
アクセル「昔々、とっても優秀な2人の科学者がいた。1人はいい人で、もう1人は悪い奴だった。僕は悪い科学者…アルバート・W・ワイリーの正真正銘、最後の作品なんだよ。一応ね」
その言葉にエックスとゼロは呼吸を止めてアクセルを見入る。
アクセル「今まで沢山の科学者があんた達を目指してきた。じいさんがいなくなってから僕の開発を進めていたあいつもロクでもない奴だったなあ。正確には僕はワイリーナンバーズと言うよりワイリーナンバーズの技術が使われたレプリロイドってのが正しいかも。あいつが色々弄ってたし。でもまあいいや、今となってはどうだっていいことだし」
彼は投げやりに話を終わらせるとバレットを握り締めた。
ルイン「アクセル…」
アクセル「今の僕の最優先事項はあんた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ