第五十五話 別れ
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ージショットの嵐がアクセルを襲う。
アクセル「へえ…」
アクセルはそれをローリングとホバーを駆使して回避する。
標的を失ったチャージショットは宇宙の闇へと吸い込まれた。
エックス「(速い…かつてのアクセルとは比較にならない…)」
アクセルはエックス、ゼロ、ルイン、ルナとは違い、ホバーを装備している為に防御が低い代わりに機動力が高い。
本来の力を取り戻したアクセルはかつてのアクセルとは比較することすら馬鹿らしいと思えるくらい速い。
アクセル「やるねえ、それじゃあ始めようか!!」
銃声が戦いの火蓋を切って落とす。
銃弾はルインに向けて放たれる。
アクセルが火力不足が気になってルナに連射性能を引き上げてもらったのはつい最近のことだ。
火力自体を上げると、あまり認めたくはないがアクセルの握力では反動に耐えられないため、連射によってそれを補っていたのだ。
一撃一撃の威力は低いが、あの正確無比な射撃の連射を受けたら、いくら何でも危険だ。
ルイン「手加減しないよアクセル!!」
今のアクセルに手加減は不要と感じ、OXアーマーを纏うと同時にチャージショットを放つ。
アクセルは余裕の表情でチャージショットをかわした。
ゼロ「一気にカタを着ける!!」
ゼロも強化形態を発現させ、紅いアーマーを今のアクセルとは対象的な漆黒のアーマーを纏うと同時に、通常時とは比較にならない機動力でアクセルに肉薄する。
かつてのアクセルなら見切れなかったであろう一撃。
しかし…。
眩い火花が散る。
瞬きするコンマ数秒のうちに、ゼロの一撃はかわされ、逆に肩を撃たれていた。
“Z”の文字を刻んだプレートが、弧を描いて、乾いた音と共に地面に落ちた。
ゼロ「ぐっ……」
アクセル「思ってたよりも速いね。まあ、僕には遠く及ばないけど」
潜在能力を解放されたアクセルは元々高かった機動力が強化状態のゼロでも相手にならない程にまで強化されていた。
ゼロの傷は関節をイカれさせる程ではないため、表情を歪めるだけに留める。
エックス「レーザーチャージショット!!」
ルイン「ダブルチャージショット!!」
ルインとエックスがダブルチャージショットとレーザーチャージショットを繰り出すが、性能が以前とは比較にならないホバーで、回避され、アクセルのバレットが光を放つのと同時に形を変えた。
ルナ「何!!?」
アクセル「驚くことはないでしょ?コピー能力の応用。今の僕ならDNAデータさえあればこれくらい出来るよ。他人に頼らなくてもね!!バウンドブラスター!!」
バウンドブラスター。
トリロビッチのDNAデータにより、使用可能となった反射エネルギー弾が壁と床に反射し、ルナを撃墜する。
ルイン「ルナ!
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