多くをするのは易しい
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こいつが噂の芸術作品か・・・ダラーと似たような美意識もった奴がいたとは思わなかったぜ」
なんというかデイダラ本人なんですただ世界が違うだけなんです
「早死にしたのも美意識のせいかもな
でもこうして最後の作品たるコンを残してくれたんだ、オイラがその後を継いでやるぜ!
目指せ一瞬の芸術!」
お前は人のことを作品と捉えていたのかふざけるな
「けっ・・・何が一瞬だ爆発魔・・・美っていうのは永久に残るものだ・・・
やっぱりお前とはあわねぇ」
永久に残るもの、それが耳に入った途端混乱のあまりロボットダンスをしていたシュロが叫び出した
「永遠・・・!
そうだ永遠とは愛!イカリーお前への愛は永遠だ永久不滅だ?ッ!!」
いつもの告白だった
もうそろそろ3時でいつもの時間だもんな、広場で叫べないのが残念だね
「シュロ、混乱してるのはわかるが落ち着こう
そろそろ人が増えてきたし、恥ずかしい」
教室に入ってきた瞬間告白が聞こえるとかマジないな
ほら、音隠れが何事かと吃驚してるぜ
デイダラと美意識について言い争っていたサソリが固まっている
・・・油差そうか?
「恥ずかしがってるオレの嫁マジかわいい、マジ美しくね?!」
木の葉の人々が「広場の告白魔だ・・・」「リア充しね」「嫁ぺろぺろしたい」などと呟いている
真ん中の人と最後の人は後で拷問部に来るように
全身全霊をもってそんな感想抱けなくしてやる
「永遠・・・愛・・・」
サソリは何か衝撃を受けたように顔色を変える
傀儡なのに顔色まで変わるとか器用だな
「そうとも!オレとイカリの愛の結晶が子々孫々と未来に向けて大増殖!
一族の始祖として夫婦は語り継がれることであろう!」
これが愛だッ美だッ美しさだッ
「油女さんマジぱねぇっす」「シュロさんすげえ真似したくないけど」「恥ずかしさに震えるイカリさんぺろぺろしたい」
最後の人、シュロの前に出頭するように
たぶん寄生バチで許してくれるはずだから
「お前・・・名は?」
「ふっ知らざぁ言って聞かせやしょう・・・
午後3時の広場の告白魔もしくは油女一族の異端児こと油女シュロたぁ、このオレのことよ!」
高らかに宣言した後背後からシノに殴られるシュロ
ようやく茶番が終わったと言わんばかりに視線を逸らす参加者の方々
「何をやっているんだお前は・・・」
・・・シノがいるってことは・・・
「これはこれはみなさんお揃いでェ!久しぶりだな、まだ生きてやがったか保健室の主!」
「い、イカ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ