第一章
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ャーが力投した。そうして広島打線を抑えそこに。
福留のアーチが出た、その一点を守護神呉が守り抜いてだった。
一戦目に勝った、ここで寿は甲子園で一塁側と三塁側に別れて観戦していた千佳に対して帰り道で言った。
「見たか!」
「ああ、見たわよ」
千佳は帰り道に兄を横目で睨んで返した。
「やられたわ」
「会心の勝利だったな」
「阪神ピッチャーはいいからね」
「ああ、凄いだろ」
「どんなに弱い時でもね」
それこそなのだ、阪神はピッチャーだけは。
「ピッチャーがいいから」
「一点あれば充分なんだよ」
「そりゃね、一点だけ取られてもね」
千佳はここで野球の絶対の鉄則を言った。
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