暁 〜小説投稿サイト〜
元虐められっ子の学園生活
将来を見据えることに意義がある
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らな」

「あら、反論しないのね?」

「じゃあな比企谷」

「お、おう…」

俺は明らかな挑発を無視し、比企谷に別れを告げて退室した。
比企谷は恐らく察しているだろう。
俺はこれからバイトがあるのだ。

「まて、何処へ行くんだ」

先程から扉の前で待機していた平塚女史に声をかけられる。
気づいてはいたが、大方出るに出れない空気だったのだろう。

「聞いてませんでしたか?用事があるんですよ」

「その用事とは何かね。
何もないのにその発言をしたのなら、それを容認することは出来ない」

「アンタは俺の作文の何を見たんだ?
大方流し読みをしたんだろうが…」

「……何が言いたい?」

「俺に何かを言いたいのなら、もう一度作文を読んでその内容を理解してから出直してこい。
……失礼します」

俺は平塚女史の横をすり抜けるように通りすぎ昇降口へと向かった。
その後ろでは悲しいような、納得のいかないような眼をした平塚女史が残された。











「……はぁ。
明日からシフトの時間をずらすか…平塚女史め…」
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