将来を見据えることに意義がある
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あれば気に入るまでやり直させると言う…
ちょっと違ったジャイアニズムですか」
「どうしてそうなる…。
はぁ……君の性根はアイツの眼並に腐っているな」
アイツ…?まぁいいか。
「教師で在りながら生徒に腐っている発言とは。
最悪ですね」
「子供が大人をからかうな…」
「今度は子供ですか。
言葉攻めの引き出しが広いんですね」
「失礼しまーす…」
「おお、比企谷、こっちにきたまえ」
話の途中で…!
流石だな大人ってのは。
立場が危うくなれば嬉々として逃げを選択する!
「君はそこで待っていたまえ」
「……」
成る程。放置することによって反省を促す…と。
状況を考えてやれよ。
間違いであると感じるようにさせようとしても俺自身はそう思わないんだぞ。
「さて、私が授業で出した課題は何だったかな」
同じ質問。
この生徒……同じクラスだったな。
と言うことはこの生徒、確か比企谷 八幡?は作文に問題と取られた物を提出したのか。
「は、はぁ…高校生活を振り替えってというテーマの作文でしたが」
「それが分かっていて何故こんな嘗めた作文を書き上げてるんだ。
なんだこれ…どうしてこうなった?」
「はぁ…」
えーっと?
高校生活を振り替えって 比企谷八幡。
お、やっぱりそうか。
文章は………へぇ、良い作文だ」
「おい、何を言っている」
ん?おっと、声に出たか。
「いえ、良い作文だな、と」
「これの何処が良いんだ…。
君達は揃って大馬鹿者だな…」
「はぁ…」
「やれやれ…」
「…ったく…鳴滝の性根は腐っているし、
比企谷は眼が死んだ魚のようだ…」
「平塚女史の人を見る眼が腐っていますね」
「DHA豊富そうですね。そんな賢そうにみえますか」
「真面目に聞け…」
はぁ…直ぐにキレる。
だからこう言った輩には近づきたくないんだ。
「ひぇぁっ…俺はちゃんと高校生活を振り替えってましゅよ?
最近の高校生はらいたいこんな感じじゃないでしゅか?」
こんなのに怯えるなよ。
全く怖くないだろうに……。
「小僧…屁理屈を言うな…」
「小僧って…確かに先生の年齢からしたら俺は小僧…」
"パシィンッ"
「なっ…!?」
「…は?」
「…生徒を殴ろうとするとは、
教師としてあるまじき行為であると思いますがね」
比企谷が言い終わる前に平塚女史が比企谷の顔面すれすれに正拳突きを繰り出したのを
俺が掌で受け止めた。
平塚女史は信じられないと言う眼をし、
比企谷に至っては「何コイツ人間?」見たいな顔をしている。
「………そうだな。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ