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Gフォース〜正義の行方〜
第3話:大きな正義
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方を考えればドローンも効果的だと思っている。それだけだよ。」

 提督は寂しそうにそういった。
 やがてエレベーターは地上にきた。
 フォードは外に出ると、提督のほうを見つめた。

「帰らないんですか?」

 フォードは軽くそういった。
 だが、提督は少し考えていた。
 はたして、自分やシンクレアが正しいのか。
 それとも、フォードが正しいのか。
 国民を監視することでしか秩序を守れないのか、ドローンを使う事でしかテロリストを倒せないのか。

「私も少し考える、そのために地下にいくよ。運転手にいって、送ってもらえ。私は私の車で帰る。また近いうちに会おう。」

 そう告げると、提督はエレベーターのボタンを押して去って行った。
 フォードとヒオは黙ってそれをみつめるだけだった。
 
「さあ、ヒオ。ワシントンの建物を観光してブラブラ遊ぼう。」

「そうこなくっちゃ!」

 フォードとヒオはそういうとシボレーに乗り込んだ。


 その夜

 提督は家に向かって車を走らせていた。
 するとケータイ電話が鳴った。
 提督は電話に出るために車を脇に止めた。
 提督は電話に出た。
 電話の主はシンクレア議員だった。

「シンクレア議員ですか?ガイガン計画ですが、計画の見直しを検討します。私もこの計画がどうなるかわからなくて・・・。」

 その時だった。
 先のビルから少し妖しい光がみえはじめたのを提督は見た。
 そして、提督の中にかすかにのこったベトナムの記憶がよみがえった。
 スナイパーだ。
 すると、光の先から何かが放たれた。
 やがて、窓を突き破って提督の近くまでよってきた。
 だが、提督は体を横に向けて急いでそれを避けた。
 頭に銃弾が当たることは避けれたが、銃弾は提督の肩に当たった。
 提督は車を急発進させると、急いでその場から逃げようとした。
 肩からは血が流れていたが、提督はそんなことを気にしなかった。

「議員、私は狙われています!」

 提督はそう言って、状況を伝えた。
 そして、車のアクセルを踏んだ瞬間だった。
 前に突然別の車が乱入してきた、提督はそれを避けようとして脇にそれた。
 あまりに突然のことだった。
 提督はブレーキを踏み込んだ、だがそれもうまくはいかなかった。
 車は猛スピードで駆け込むと、に近くにあったビルに激突した。



 
 


 


 


 



 




 
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