第3話:大きな正義
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。もっといえば君を指揮官にしたいのだ。」
フォードは中東での戦いを思い出した。
敵はどこから来るか、わからなかった。
そして、敵はどういうつながりをもってるか、多くの米兵はそれに苦しめられた。
フォードもそうだった。
イラクやサウジで敵を追いかけたはいいが、敵の存在やアジトを把握することはできなかった。
単なる子供と思いきや、地雷をもった子供だったり、普通の市民が実はテロリストだったりとしていた。
たいていの場合、ゲリラと戦闘になった時、米軍の部隊はこれを殲滅していた。
だが、問題は敵がどこから来るかだった。
「どうやって、探るんですか?」
フォードは聞いた。
今後のためにも、本当にテロリストと戦うつもりならどうするのか気になった。
テロリストを倒すなら「敵を知る」ことが必要だ。
「ついてきたまえ。」
シンクレアはそう言うと、フォードと提督をある場所に進ませた。
そこには巨大なサーバーを持った10体に及ぶコンピューターがあった。
そして、オペレーターもいた。
OSはウィンドウズだった。
そして、巨大なモニターがあった。
「このネットワーク網をみろ、ここのサーバーには世界中のインターネットサイトからの情報が流れている。SNS、掲示板、動画サイト、amazonのアカウント、あらゆるものにハッキングを行うことができるのだ。たとえばやってみよう。」
シンクレアはキーボードを推すようにオペレーターにいった。
するとオペレーターはある男を映し出した。
普通のイスラム系の男性だった。
するとモニターには男の顔写真と経歴や指紋がうつしだされた。
「彼の名前はトマス・マクリー。SNSサイトでたびたび反社会的な書き込みを行い、また書き込みの傾向からややアナキスト的傾向がある。そして、アルカイダに好意的な書き込みも多くしている。彼のことは人工衛星や街に仕掛けた監視カメラが24時間監視している。もしも、彼が妙な動きをみせたら・・・・ドローンがいく。」
「いって、どうするのですか?」
フォードは恐る恐る尋ねた。
するとシンクレアはこういった。
「逮捕する、それだけだ。」
シンクレアはさらに続けた。
「次にこれをみてくれ。彼の名前は竹田武、日本人だ。彼は中国や韓国に対する政治的な反感を抱いた書き込みをSNSやBBSでしている。そして、もう一方はキム・ヨンジュン。彼は韓国名を名乗っているが、日本に住んでいる。そして、竹田のような人間に対する憎悪的な発言も日常的に書いてる。また、日本人に対するヘイトスピーチも行っている。」
「それだけでテロリストですか?」
「あくまで、候補だよ。」
フォードは少し眉をひそめた。
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