マクロスF
0816話
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界でシェリル……か。この調子で行ける世界が増えれば増える程に新しい恋人が作られていくんじゃ無いかしら。……本人としてはどうなの? 女好きのアクセルとしては」
「別に女好きとは……あー、その。意図して増やしている訳では無いという事だけは主張させて欲しい」
小さく笑みを浮かべつつ、読んでいた書類から手を離して体重を掛けてくるレモンに何とかそれだけを告げるが、俺を挟んでレモンとは反対側に座っていたコーネリアもまた読んでいた雑誌から手を離して俺へと体重を掛けてくる。
レモンとコーネリアという、色々な意味でレベルの高い美女2人に挟まれるのは悪い気はしないが、それでもこの状況では色々と不都合も多い。
2人が浮かべている、ネズミを弄ぶ猫のような笑みを見ていれば、それだけは想像が付く。
「そうね。私としてもその辺の見解をきちんと聞かせて欲しいわね。特にこれからも新しい恋人がどんどん増えていくのなら、こっちとしても対応の準備をしておかないといけないんだし」
次に寄りかかってきたのは、背後の右側からマリュー。
「その、何だ。アクセルをマクロス世界に転移させてしまった私が言うのも何だが、確かにその辺については聞かせて貰えると嬉しいな」
背後の左側からはスレイ。
「あたしから……いえ、あたし達から逃げられると思ってる訳じゃないでしょ?」
そして正面からはシェリルがしなだれかかってくる。
この光景を見た男なら、誰もが羨ましがる光景だろう。実際、俺も他人がこんな状況になっていれば、そう思うのだから。
だが、それでも言いたい。ハーレムと言われようと何と言われようと、決していい事ばかりじゃないんだぞ、と。
勿論間違っても不幸だとは言わないが、俺の状況でも色々と苦労するところはある。
「別に逃げるとかは考えてないから、安心しろ」
後1cm顔を動かせば唇が触れるという程の至近距離から俺の方へと視線を送ってくるシェリルにそう言葉を返す。
「あら? じゃあ私にもしっかりとその辺を教えて貰えるかしら?」
その声と共に、シェリルと視線を合わせていた俺の顔が強引に右を向かされ、重なる唇。
誰の仕業なのかは考えるまでもないだろう。俺の右に位置取っていたのはレモンなのだから。
そのままこれまで幾度となく重ねてきた肢体を俺に押しつけてくるレモンに、ソファへと押し倒される。
コーネリアがいた筈……と思いきや、既に場所を移動してソファの上を空けていた。
1分程レモンとのキスを楽しみ、その間にもコーネリア、マリュー、スレイ、シェリルと身体のやり取りを交わしつつ、さすがに狭いという事で寝室へと移動する。もっとも、歩いて移動するのでは無く影のゲートを展開してだが。
既に何度もこの移動方法を体験している
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