暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第31話「歓迎会」
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輩方はどうなんです」

「「ハ? 教えるわけないだろ」」

「こいつら…」

殴りたい衝動を抑える一夏。
手は自然と硬く握りしめていた。

「…鏡也の部屋の」

「「「「ん?」」」」

「…上から二段目の机の引き出しが二重底になっているのを俺は知っている」
「なんで和輝が知ってる!?」
「ふ〜ん」
「っ!?」
「あ、ウツホだ」

錆びたブリキ人形の様な音を出しながら恐る恐る振り向く鏡也
そこにはやや冷めた表情を浮かべる女帝が…

「…(ニコッ」
「…(ニコッ」

方や引きつった笑顔、方や黒いナニかを感じさせる笑みを浮かべる。

そして次の瞬間――

「(バッ!!」
「っ!?(ダッ!!!」

瞬きをするよりも速く立ち去る虚とやや遅れて部屋から出て彼女のあとを追う鏡也
残されるのは呆気にとられた一夏と淡々と整理を続ける3年生たち

「……学園にナニ持ってきてるんですかあの人」
「…ああ、あれは元々見つけられて軽く嫉妬やらをしてほしいがために仕込んでいるネタだ」
「はい?」
「ようは、イチャイチャしたいだけってことさ」
「?」
「…鏡也は虚一筋だからな」
「聖書だってヤる時の資料程度の認識しか持ってないだろうしな」
「はぁ……」

[スドンッ!!!!!]

『ゴフェアッ!!???』

「「「「………」」」」
「……下に降りようぜ」
「…(コクン」
「……そうですね」


<歓迎会 開始>

「第二回、新入生歓迎パーティ!!」


「「「「「「始まるよ〜〜!!!」」」」」」

[パパン!!]
[パンッ!!]
[パーンッ!!!]

軽快な拍手とクラッカーが部屋中に響き、一夏とシャルルの二人の歓迎会が始まった。
参加メンバーは学園男子全員は当然とし、彼らと親しい女子達が集まっている。

「ありがとうございます鏡也先輩」
「すみません。僕達のためにパーティだなんて…」
「気にしない、気にしない」
「そうですよ。皆ただ単に騒ぎになるきっかけが欲しかっただけなんですから」
「それを言ったら駄目ジャマイカ虚」
「事実でしょ?」
「エクザトリィ」

「…色々と台無しですね」
「あ、あはは…」

一夏のボヤキにシャルルは苦笑いすることしかできなかった。


<男ならきっとみんな持ってます>

「あの〜、私たちも来てよかったんですか?」
「ご、ご迷惑だったんじゃ…」

本音にパーティーだよ〜と誘われてやってきたナギと癒子。
何のパーティーだろうと思いつつ、移動すること数十分。
てっきり学生寮に行くのかと思いきや、案内されたのは学内の外れにポツンっと建っている建物。
ここにきて漸く、「あ、織斑
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