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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第62話 帰る場所
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な光の粒達は徐々に集まって行き1人の人間の形に変わっていく。
「まさかこんな事が………!!」
「よし!!後はこのままいけば………!!孝……零治、帰って来て!!!」
ここぞと言わんばかりにエリスの発していた光も更に光る。
そしてその光に導かれるかのように光の残滓が徐々に集まっていく。
「レイ………」
「レイ………帰って来て!!」
「帰って来てくれレイ!!!」
完全な人の形になった瞬間、その暗闇だった世界は視界が見えなくなるほどの眩しい光に包まれた。
「…………懐かしいこれは初めて会ったときの………」
光が消えると世界は一変し、そこは孝介と零治が生きた記憶が立ち並ぶ世界に変わっていた。
「これは私達が初めて会った………」
「これは僕とバッティングセンターに行った時の………」
「我と2人で買い物した時の記憶………」
「星、ライ、夜美………」
その声に3人はビクンと体が震える。
「ただいま………そしてありがとう、俺はまた3人に助けられた………」
「………ううん、お帰りレイ」
星がそう答えた後、3人は零治に抱き付いた、その存在を絶対に手放さない様に。
「そして、久しぶりだなエリス」
「ええ、孝介。………でも私は本当は貴方とは………貴方を死なせてしまった原因を作った私は決して貴方とは………」
「エリス………ありがとう」
「えっ!?」
「エリスのお蔭で俺は星達、そして大事な家族が出来た。こんな俺をここまで大事に思ってくれる大事な人達………お前が俺を転生させてくれなかったら叶わなかった事だ」
「!?何でそれを!!」
「先輩のカフェでの話、今俺自身が戻った事で頭の中に残っていた。………いや、これは俺の精神の中だからそう言う言い方はおかしいか………?ともかく!!お前が神様に願ってくれなかったらこうやって転生も出来なかったし、3人にも会えなかった………」
「そんな私は………私のせいで………孝介は………」
悔しそうに俯きながら呟くエリス。その目には涙が浮かんでいた。
「いいや、あれはエリスのせいじゃない、それに例えエリスのせいだったとしてももう、充分見返りは貰ってるよ。………俺は今本当に幸せなんだ、その幸せをくれたエリスに罪なんてものは無いよ」
「孝介………」
「だから………エリス、本当にありがとう!」
顔を上げ、零治を見たエリスに零治は笑顔でお礼を言った。
(………ああ、この笑顔だ。私が本当に見たかった顔は………)
自分にではなく、オリヴィエだけに見せた笑顔。それを見た瞬間、クレアの中の感情がねじ曲がってしまった。
(例え、隣にいてもらえなくても………大好きな人が見せる笑顔を見れれば、私も気持ちが変わったのかもしれない。それなのに、この世の終
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