二十二話
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出そうとするがそれをボスは無情にも鎌を振り下ろした。直撃だった…
(どこまで減る…)
俺たちは直撃でどこまで減るかを見極めようとする。
(…4分の1…半分…)
直撃したプレイヤーのHPが半分を切る…しかし減少は止まらない
(4分の3…レッドゾーン……は?)
愕然としたレッドゾーンに突入しても減少は止まらずついに…
3人のプレイヤーのHPが0になり霧散する
その場の全員がその事態に硬直する直撃ではあったがたった一撃で3人も死んでしまったのだ。3人の命を刈り取ったボスは次の標的へと向け突撃し鎌を振るう。
カーン!
それを防御したのは血盟騎士団団長ヒースクリフだ。
ヒースクリフが片方の鎌を防御するがもう一つの鎌を振り上げ再び振るう。しかしそれはまた違うプレイヤー…キリトが二刀流で防ぐ。完全には止めきれず吹き飛ばされそうになるがまた一人その鎌をはじき返すものが現れる。キリトの相方アスナ。二人でボスの鎌を弾き返した。
俺はそれを見て駆け出す。
「おおおぉぉ!!」
その勢いのまま四連撃ソードスキル・ホリゾンタル・スクエアを放ち続けざまに四連撃ソードスキル・バーチカル・スクエアを放つ
「呆けてんじゃねぇよ!!」
今だ呆然とするプレイヤー達に俺は喝を入れる。スキル硬直している俺にボスが二つの鎌を振り下ろした
(大丈夫…)
確信していた…いや、この時は信じていたのだろう。防いでくれる、と…
ガカーン!!
3つの金属音が聞こえる俺を囲うようにキリト、アスナ、ヒースクリフがその二つの鎌を防ぐ
(やっぱりな…)
このとき俺は笑っていたのだろう…口角が上がっているのを感じる
「大鎌は俺たち3人が食い止めるみんなは側面から攻撃してくれ!!」
そうキリトが叫ぶと呪縛から解放されたプレイヤーたちが動き出す。
俺も硬直から解けるとすぐに動き出す。
ようやくボス攻略が開始された。
俺と今回のボス、ザ・スカル・リーパーは最悪の相性だろう。俺にとってではなく、攻略にあたりの話ではあるが…
今回俺は相手の攻撃を自分に集中させるということがあまりできないのだ。それは相手の攻撃の範囲と威力が起因している。
一つ目に範囲の問題だが俺自身単体で挑めばボスの攻撃を凌ぐだけならできなくもない。攻撃をしなければ俺が敵の攻撃を直撃することはまずないだろう。目を使って相手の武器の攻撃速度、リーチ、ラインを読みそこから体をずらせばそれだけで済む。しかし倒さなければ意味がない。そのためには大人数でボスに挑まなければならないだろう。その場合俺は攻撃を避けてはいけない。
なぜなら避けた攻撃が他の
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