二十一話
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全員がこちらを見る。
「俺はプログラムにはそんなに詳しくないが可能性ならあるだろう!思い出せユイの言葉を!!」
そういいある場所に指を向けるとキリトはハッとし走りだす。
ユイとアスナは困惑する。
「どういうことですか!?」
「キリトがすることはわかんねぇよ。ただ俺はユイのさっき言ったGMのアクセスするコンソールならなんとかなるんじゃないかって教えただけだよ」
「ユイちゃんは助かるの?」
「それもわかんねぇ…ただ」
俺は一度話を切りユイの頭を撫でる
「キリトを…ユイのパパを信じろ。あいつが何とかするさ」
そうユイに笑いかける。
「…ありがとう…パパ…ママ…お兄ちゃん…」
ユイはそう言い涙を流しながらも笑って消えていく。その言葉は黒いコンソールでひたすらキーボードを打っているキリトにも聞こえただろう。
ユイが消えた後もキリトは高速でいくつもの操作を行う。不意に黒いコンソールが発光しキリトを弾き飛ばす。
俺はその瞬間を見ていた。…キリトが弾き飛ばされるその直前微かに笑う姿を。
どうやらキリトはユイのプログラム本体をオブジェクト化するのに成功したようだ。いまいちよくわからないがこの世界がなくなってもユイのプログラムデータはキリトのナーブギアに残り向こうの世界でもユイとして展開させることが可能になったらしい。
「ありがとう。ジン…」
キリトが俺に礼をいうが
「俺はなんもしてねぇよ…ユイを助けたのはおまえだろキリト?」
「それでもだよ…ジン君ありがとう」
アスナまで礼を言う。その言葉に俺はそうかいとだけいい頭を掻く
まだしばらくはユイに会えないだろうが俺たちはいつの日かユイに会えるのを確信し笑う。最後にユイが笑ったように
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