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パズル&ドラゴンズ 〜Sundara Alab?l? L?'i?a P?n? lil? 〜
1話.減らず口と睡蓮 〜邂逅〜
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がやっとの状態だった。
息を乱し、肩を震わせながら、女神は男の方に顔を向け、苦しげながらも確かに微笑んだ。
大丈夫、と。
そして、男の足元で睡蓮が花開いた。
花開いた睡蓮はくるくると回り、男を包むように花びらが吹き上がった。
視界を埋め尽くさんばかりに舞い上がる花びらの奥に、男は確かに見た。
地獄の奥底に、冷たく輝く恐るべき魔王の慧眼を。
決意と泣き笑いを綯交ぜにしたような表情を浮かべ、それでもなお微笑む、女神の顔を。
その唇が、言葉を紡ぐ。
――――、――――――――。
男はたまらず、手を伸ばした。
女神もまた、応えるように手を差し伸べた。
魔王の慧眼が妖しく煌き、世界を闇で覆い尽くしていく。
花びらが激しく乱れ舞い、男の視界をついに完全に覆い隠した。
そして、男の意識は光と闇の混濁に呑まれて掻き消えた。
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