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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
緋弾の世界へ
いざ入学!…の前の試験
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あらま。見渡せば周りには誰もいない。
成る程。これが神隠しか。
「んじゃまぁ、行きますわ」
て言うかもしこれが本当にバトロワ形式の試験だと言うのなら、
誰も倒さず、ただ傍観に徹していれば失格は免れないはずだ。
と言うことは、だ。
失格のために誰も倒さず、何処かに隠れていればOKって話になるわけだ。
ふっふふふ…残念だったなゼウス。
お前は何時俺が試験を真面目に受けると錯覚していた!
そんなことを思いながら俺はボロボロビルに入っていくのだった。
ーーーーーーーあの時の俺を殴ってやりたい。
受験番号11番
赤志ユウジ
合格
武貞ランクF
何故だ!何故受かっている!
俺は誰も倒してないし!撃墜だってされなかった!
なのに何故だ!答えろジョ○ョーー!
「んー、ここらで座っとくか」
ビルに入って二階へ。
階段近くの狭い部屋に入り、瓦礫の隙間に入っておく。
その上階では既にドンパチやらかしているらしく、発砲や爆発の喧騒が聞こえる。
「皆さん大変ですね…と」
誰かが近くにいる。
気配と視線が俺を映しているようだ。
さてどうする?
さっさと気絶させる?
いやいや、失格になるためにそんなことをしてはいけない。
しかし、相手も俺を見るだけで動かないでいるようだ。
「………監視か?」
「っ!?……」
ビンゴだ。
俺の一言が聞こえたのか、明らかに学生ではない顔をした男がゆっくりと現れた。
「俺に気づいたことは誉めてやる。
だがひとつ聞こう。何故ここから動かない?」
「わはは。受かりたくないからだバカヤロー」
「…なら何のためにこの試験に参加した。
受けたくないのなら辞めておけば良かっただろう」
いやー、確かにね。
でもこっちにだって理由があるわけでね?
「参加することに意義があるって言葉…しってるか?」
「ピエールだかの演説か?
それは詰まり、この試験に参加する思惑があったと言うことか」
「残念ながら違う。
この参加することに意義があるってのは強制参加の謳い文句なんだよ」
「………は?」
「わからないか?
詰まり、俺はとあるアホンダラからこの試験に強制参加を企てられたんだ。
知らされたのは今日の朝。
試験内容はバトロワ。何これ虐め?」
「……」
「さっさと試験終わらないかなぁ…」
ホント……制限時間いつまで?
待つのが退屈なのはじめて知ったよ。
「いや…不本意なのは認めるが…やれるだけやってみないか?」
「その言葉はやる気をそぐ
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