暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0814話
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である以上は何か出来る訳でもない。
 ともあれ、やるべき事は決まった。イルメヤやニヴルヘイムのテスト運用も兼ねてダガーLを生産している工場に襲撃を掛け、ロゴスに対する牽制とさせて貰う。
 それと……

「今回の件で、ロゴスに対する制裁の内容を考えておけ」
「了解しました。具体的にはどの程度に?」
「そうだな……あまりに締め付け過ぎて破れかぶれになって暴発されても困るし、そこそこといったところか。非常に痛いが、この程度ならまだこれからも何とかやっていける。そんなレベルでいいだろう」

 その言葉に頭を下げ、部屋を出て行くレオンを見送ってからダガーLを生産している基地へと攻撃を仕掛けるべく実働班の隊長でもあるコーネリアへと連絡をいれるのだった。





「ASRS、ミラージュコロイド。両方の同時使用に特に問題はありません。ニヴルヘイム全てを完全に覆い尽くしています。現在敵基地の反応は一切無し」

 ニヴルヘイムの戦闘司令室に量産型Wの報告が響く。
 勿論ニヴルヘイムが全く問題無く完成しているというのは理解しているのだが、実際にこうして戦場に出てきての実働試験ともなれば色々と思うところはある。
 それは他の者達も同様だったのだろう。シャドウミラーの主要メンバー、実働班と技術班の全員が量産型Wの報告に安堵の息を吐く。
 映像モニタに映し出されているのは北極海に浮かぶ島。当然こちらが見つかっていない以上は警戒している様子は無いし、北極海という場所にある島だけに外に出ている見張りの数は少ない。
 まぁ、SEED世界では基本的に既に戦乱は終わりを迎えているのだから、そこまで警戒が厳しくないのは当然と言えば当然なのか?
 かと言って、俺達シャドウミラーに対する警戒は……主要メンバーに対してつけている量産型Wだけだと思っているのか。
 それでも、さすがに最低限の警戒はしているのだろうが、向こうのレーダーやセンサーではこのニヴルヘイムを発見する事は出来ないのだろう。

「よし、イルメヤを出撃させろ」
「アクセル、イルメヤだけでいいのか? 俺達の機体とまでは言わないが、メギロートやシャドウ辺りは……」

 ムウの声に、首を横に振る。

「ダガーLとかいう機体の性能に関しては把握している。イルメヤだけで十分に対処可能な筈だ」

 実際、空を飛べないという点ではメギロートに劣っているが、純粋なスペックで考えればイルメヤはメギロート以上の性能を誇っているのだから。

「そうか? ……まぁ、お前がそう言うのなら別にいいけどよ」

 ムウにしても一応という意味での忠告だったのだろう。それ以上は特に言い募らずに大人しく引き下がる。

「イルメヤ、出撃します」

 量産型Wの言葉と共に、ニヴルヘイムの最下層部分、フ
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