暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始
クラス代表決定戦
同居人 意味《一緒に住んでいる家族以外の人》 
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 @素直に告白する。「ディケイドになれるんだ!」
 A『な』から違和感が無いように繋げる。「7つの世界を破壊(再生)して欲しい程だからな」
 B簪を抱えてジャーマンスープレックス。(千冬姉さん降臨)
 C逃げる。(しかし回り込まれてしまった!)

 どうする!? ……やべぇ、まともなカードが1つしかねえ……。特にB! 俺ジャーマンスープレックスなんて使えねぇわ! しかも千冬姉さん降臨って明らかにデッドエンドじゃん……。よし、頑張れA!

「な……何度も睡眠時間を削られたからな!」

 なんとか違和感のない感じにフォロー出来たんじゃない!?

「……そっか。私も同じ」

 セーフ! 気づかれなかった! ナイス俺! よくやった俺! 頑張ったA番のライフカード!

「彼方くんも仮面ライダーとか好きなの?」
「ああ、555とかも好きだぞ」
「そうなの!?」
「おう。というかすごい食いつきだな。特に好きなのはアクセルフォーム。いやぁ、あれは良かったな、風を感じられて」
「風を感じられて?」
「ん? あぁ〜…………あれだよ、演出の話」
「なるほど」

 いかんな……。これはうっかり秘密を漏らしてしまいそうだ……。恐るべし、更識簪! ……自爆なんだけどねぇ。

「そういうこと。そういう簪も好き……なんだよな」
「うん! 元々そういうヒーロー物が好きだったんだけど、きっかけがあって仮面ライダーが特に好きになったの」
「へぇ〜、そうなんだ。何がきっかけになったんだ?」

 すると、簪の顔が真面目になった。

「……ねえ、彼方くん。もしこの世界にディケイドとか怪人とかが実際にいるって言ったら信じる?」
「え?」

 あれ、なんだろう。この地雷原に足を踏み入れた感じ。

「……私ね、昔怪人に襲われたことがあるんだ。センチピードオルフェノク。その時は5歳で響鬼がやってた。でも、私達を助けてくれたのは、まだ放送もされてないディケイドだった」
「へぇ?」

 知ってる。だってそれ俺だもん。というか、まだあの時のこと覚えてたんだな。

「その人は、今の私達ぐらいの歳で金髪の男の人だった。助けられてから会うことは無かったけど、私達はもう一回お礼を言いたかったから、手掛かりを探してた」
「私達って?」
「私にはお姉ちゃんがいるって言ったでしょ? そのお姉ちゃんと、そういえば彼方くんは一組だったよね」
「ん? そうだけど?」
「じゃあ、布仏本音っていう娘がいたと思うんだけど」
「ああ、あのポヤポヤした娘か」
「そう。その本音とそのお姉ちゃんの虚さんの四人が襲われたの」
「そっか」

 知っていることをあたかも知らないように振る舞うっていうのは罪悪感があるな。いっそのこと全部打ち明けられ
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