九校戦編〈上〉
バス旅行中×日本の家系について
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
い待てないんだ?」
「あっ、それ、酷いです!小さな子供じゃあるまいし、あたしだって、二時間や三時間程度待てますよ!でもでも、今日はバスの中でもずっと一緒だって思ってたんですよ。少しくらいガッカリしてもいいじゃないですか!」
「お前たちはいつも一緒にいるじゃないか・・・・。いくらフィアンセとはいえ、下手をすればあの織斑兄妹よりも一緒にいる時間が長いんじゃないのか?(正確に言えば織斑兄妹ではなく織斑親子の方が正解なのだがな)」
「バス旅行なんて今時滅多に無いんですから、楽しみにしてたんですっ。去年はあたし一人でしたし。それに兄弟と許嫁同士なら、許嫁同士の方が一緒に居る時間が長くて当然です!」
「・・・・そうなのか?」
「もちろんです!」
胸を張って言っていたが、ホントは一真君と深雪さんの事は親子で血の繋がった本当の親子であるというのは入学前で知った事だ。なのでもちろん次の委員長である千代田先輩にもこういう秘匿情報は、すぐに口を出してしまうのであえて言っていないだけの様子だった。あとは摩利が花音の事は普段なら果断即決・有言実行、タフでポジティブで摩利好みの凛々しい少女なのだが・・・・。
「(毎度の事ながら、五十里が絡むと別人だな、コイツ・・・・)」
「だいたい何で、技術スタッフは別の車何ですか!走行中に作業何て出来ないんだから、分ける必要何て無いじゃないですか!このバスだってまだまだ乗れるし、席が足りないなら二階建てバスでも三階建てバスでもあるでしょうに!それに何で織斑君だけは自家用車を持っていて、妹さんと一緒に乗っているんですか!」
そう言い張っていたが、バス内から聞こえる俺の声によって静かになったバスであった。人間という生き物は、一部の例外を除いたら見たいものしか見ないよに出来ている。五感から得られる情報は、快適なものよりも不快なものの方が生物にとっては重要である事が多い。脅威になる物はいち早く見つけて排除するのが生存の鍵とされている。例えば皆殺しに出来る大量破壊兵器が、自分達へ向けられて知ったとしても土壇場になって事実を無視している。生存競争と縁が遠くなった先進国の人間ほど、その傾向は強いようだ。
『一真様!前方から対抗車線に違和感を感じます。それも車内からドウター反応があるようです』
「了解した、ゼロ。屋根をオープンにして深雪はIS展開で全身装甲にしてラファエルを呼び出せ、予定通りのなら分断させた後にGNビッグクローが役に立つから」
「了解しましたわお兄様」
「バスが停まり次第俺達の車は、ジャンプしてから外に出てスナイプ・ゼロはロボモードにして待機『一真様、車線前方に更に車が一台来ています。この反応は金属生命体だと思われます』ゼロ、久々に暴れろ!」
『こちらトレミー3番艦、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ