第5話 へべれけとヒゲとの出会い 後編
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
エの戦闘不能
戦闘開始!
敵は俺達を囲むようにいる。
てか数多いな。
それにむさくるしい。
部下の海賊どもは皆上半身裸だ。海賊らしいとは思うけどむさくるしすぎる。
基本的にヤードが回復係、後は全員戦闘要員。
だが俺達は二手に別れる。
俺、レックス、カイル組とそれ以外の組に。
俺達はジャキーニの方に、それ以外は部下を倒すって感じだ。
「アニキ!ここは私達に任せて!」
「おう!頼んだぜ!」
なぜかある毒タルや火薬タルを爆破させながらソノラが言う。
カイルも敵をふっ飛ばしながら答えてる。すげぇ兄弟だな。
なんていうか皆一騎当千って感じだな。
ファルゼンは大剣で敵を一薙ぎ、アルディラは召喚術で吹き飛ばすし、スカーレルは静かに敵の背後に回ってスパスパ斬ってる。
ヤード?……あ、あいつは回復役だから目立たないだけだよ!
回復役は重要だぜ?
とりあえず俺達はジャキーニを殴るべく進む。
なんか関西弁の人も来たけどあの人装備してんのって……鍋つかみやん!!
あ、あの人海賊じゃないよ!料理人だよ!!
どうしてここに紛れ込んでるの!!
レックスも何だか戦いにくそう。
ここは同じ格闘戦が得意なカイルに任せよう!
俺とレックスでジャキーニをぼっこぼこにしてやんよ!
俺達はジャキーニの前に来ると相手も剣を構える。
緊張した雰囲気の中相手の取った行動は!
「あっ!」
と言って俺達の後ろを指さす。
っは!子供じゃあるまいしそんな手に引っ掛かるかよ!
レックスは、へ?と言って後ろに振り向く。
相手はニヤリと笑って剣を振り下ろす。
「ぎゃうううううー!!(引っ掛かってんじゃねー!!)」
俺はジャキーニの剣がレックスに来る前にレックスにタックルする。
「ぐはっ!?」
レックスはわけも分からず横に吹っ飛び、剣に当たらずにすんだ。
ふぅ……ったく世話のやける。
「なにすんだ!ユエ!」
「ギャウー!」
「!……騙されてたのか」
俺の後ろで剣を振り下ろしたジャキーニを見てようやく気付くレックス。
「騙される方が悪いんじゃあ!!」
と再度攻撃してくるジャキーニ。
俺はひょいひょいかわしながらちらりとレックスを見る。
レックスに伝わったのか子供っぽい笑みを浮かべた。
俺はレックスの隣に来る。
ジャキーニはやや警戒して間合いを取る。
そこでレックスはジャキーニの真上を見て指差しながら。
「「あっ!/ギャウ!」」
「ワシがそんな手に引っ掛か……ふべらっ!!?」
ゴスッという音と共にジャキーニの頭に大きめの岩が当たった。
「だから注意したのにね」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ