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子虎迷走記
第5話 へべれけとヒゲとの出会い 後編
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なんだあのだせぇ旗は、ヒゲ描くにしてももっとかっこいい描き方はなかったのか?

皆も同意見のようで、カイルはあんな趣味の悪い旗を飾る野郎はこの海に一人しかいねぇと言う。

って知ってんのかよ!……まああれだけセンスのない旗なら有名なっててもおかしくないか。

なんか小物臭漂う赤毛に赤ヒゲ、全くかっこよく見えない眼帯のおじさんがいたよ。
ザ・海賊!って感じの船員達と一緒に。

同じ赤毛でもレックスとは大違いだ。

ソノラ曰く、ジャキーニ一家って名前らしい。

知り合いなの?と聞かれたらスカーレルが遠い目であんま、認めたくはないけどアタシ等と同じ海賊よと言った。

何でか知らないけどカイル一家を目の敵にしていつも因縁つけて襲ってくるはた迷惑な奴らだとか。

なんでそんな海賊がこの島に?

と皆思いながら海賊観察。

何かオレンジの髪で関西弁の人がいるよ!関西弁だよ!関西弁!
異世界にも関西弁ってあるんだな!!謎の感動だよ!

で、話を聞いてると突然の嵐で漂流したらしいっす。

どうもヤードが一度ってから逃げるために魔剣の力を使ったのが原因だそうです。

なんですか?魔剣には遭難者を出す能力でもあるんですか?

そんなこんなで海賊観察続行。

何か関西弁の人が腹が減っててはロクな考えも出ないだろうと提案。
いつものように食料調達に行くか!となる。

また化け物の村からかっぱらってくるのか?魚を取ればそれですむのにと関西弁の人は乗り気じゃない。

ジャキーニが略奪行為は海賊の王道じゃい。それにワシはお魚がキライなんじゃあ!!と叫ぶ。

おいおい海賊が魚だめとか致命的過ぎないか?っていうかどうどうと叫ぶもんじゃない。
魚におをつけてるのもなんだか顔に似合わないぜ……

呆れたカイルがそんな事自慢してどうすんだと出て行った。
あ、交渉決裂フラグ。

相手はにっくきカイルとか言ってるし。

コソ泥みたいなまねはおよしなさいなとスカーレルがいい、ソノラが恥ずかしくないの?と畳み掛ける。

そこにファルゼンとアルディラがくわわり、迷惑してるから止めろという。

相手はなんか読めたぞ……化け物とグルになってワシらをひどい目にあわせるつもりなんじゃろ!と叫んできた。

え?なんでそうなるの?

レックスが止めようにも相手は止まらず、戦争じゃあぁっ!とか叫んでますよ。

この海賊団は関西弁の人以外常識人いなさそー。

話を聞いてくれって言ってるのにーっ!!とレックスが叫ぶ。俺は前足をポンとレックスの足に当てて首を振る。

こいつらに言葉は通じない。
ボコるのみよぉ!!

VS海賊ジャキーニ一味

勝利条件:敵リーダー撃退 敗北条件:レックスorユ
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