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子虎迷走記
第5話 へべれけとヒゲとの出会い 後編
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ら子供達と遊ぶ事になってしまい、とってもほのぼのな光景がしばらく続いたよ。
レックスは笑顔でそれを見て癒されていたとさ。

それから集いの泉に行かなきゃ行けないから子供達と別れた。

ふー、楽しかったー!

……っは!!夢中になって子供達と遊んじゃったよ!
俺、どんどん子供化してるー!!っく!な、なにか子供化を止める方法はないのか!

悩んでる俺はレックスに抱えられて移動する事になった。



集いの泉

護人全員と俺達が集まった。

以前から幻獣界と鬼妖界の集落で問題があるらしい。
なんでも野盗がでるのだとか。ヤッファ曰く野盗っていうよりコソ泥。

夜のうちにやってきて作物なんかを盗んでいくんだとか。
その犯人はどうやら人間らしく、最初は俺達が疑われていたのだそうだ。

時期が一致しない事から疑いは晴れたらしい。帝国軍も。
って時期があってたら俺達犯人扱いで濡れ衣着せられるとこだったのか?

とりあえず野盗退治の協力をする事に。

船に帰ってカイル達に話さなきゃな。





野盗の話が終わった途端、集落の様子はどうたったかでレックスが質問攻めにあった。
なんだよ、皆気になってたんなら来れば良かったのに。

その途中、ウィルが部屋を抜け出していった。
俺はレックスの服を引っ張る。

「わかってるって、追いかけなきゃな。ごめん、皆、ちょっと待ってて」

ウィルを追っかける。

浜辺

機嫌が悪そうなウィル。
……ああ、そういう事か。

レックスを見上げると、言ってくれなくちゃ分からないと言ってる最中にウィルがわかって欲しいなんて頼んでない!と叫んだ。

勝手に僕の事を見透かすな!と言って走っていってしまう。

俺はレックスに助言を言おうにもしゃべる事が出来ない。
どうしたもんかと考えているとスカーレルが来た。

綺麗に磨かれた鏡はくっきり物を映し出すけど、映し出される物が綺麗に見えるとは限らない。むしろ、見たくない部分だけが、際立ってしまう事もある。鏡に罪はないけどね。

スカーレルはそう言った。

その後、船に戻ったけどレックスとウィルは話せずじまい。
レックスはずっと考え続けてる。

結局次の日になっても状況は変わらなかった。

今は野盗の調査に向かってる最中だ。

俺は尻尾でぺしぺしとレックスの足を軽く叩いて、今は野盗に専念しろと伝える。
今のまんまじゃ答えなんてでないだろうしさ。

アルディラとファルゼンの二人と合流して、調査開始。

野盗がいると思われる浜辺に行くと難破船を発見。

でもソノラ達は、それは問題ないと言う。
問題はあそこで揺れてる旗なんだとか。

ヒゲ付きドクロの旗だ。趣味わるー
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