第5話 へべれけとヒゲとの出会い 後編
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ユクレス村
色々あってレックスは若干ぐったりしてるが気にしない。
村の名前のユクレスは集落に初めて来た時に見たでっかい木の事らしい。
願い事を聞いてくれるそうだ。
自然がいっぱいでいいとこだなー。
ちなみに護人のヤッファはいつも家にいないでどこかで昼寝しているらしい。
だからマルルゥがついてないとだめなのですよとマルルゥは怒ってた。
ヤッファに家に行って簡単に挨拶を済ませた後はぶらぶらと村を見学。
そうして広場に出るとマルルゥを呼ぶ声がした。
なんか特徴的なアホ毛っ子が走ってきた。
着物を着てるところを見ると風雷の郷の子らしい。
そいつが、母上達が言ってた人間か?とマルルゥに聞いている。
マルルゥの言ってたヤンチャさんとはこいつの事のようだ。
確かにやんちゃそう。
そう思ってる間にマルルゥはレックスを紹介しようとしたのだが名前を忘れていた。
レックスが自分で名乗ると変な名前といわれていた。
アホ毛っ子はスバルって名前らしい。そしてマルルゥは名前を覚えるのが苦手なんだとか。
スバルはどうやら角はないが鬼の子のようで鬼神の末裔らしい。
話は進みマルルゥは、ワンワンさんは?とスバルに聞くとあっちと答える。
柱の影に隠れている犬の獣人の子がいるよ。
完全に怖がってんな。
スバルが、ニンゲンが怖いから近づきたくないんだってさと言った途端怖くないと出てきた。
だったらちゃんと先生さんとユキユキさんに挨拶するですよとマルルゥが言う。
「ユキユキさん?誰だよそいつ。そんな奴どこにもいないぞ」
「ヤンチャさん、ユキユキさんなら先生さんの足元にいるじゃないですか」
「足元?」
「ガウ!」
「わわ!幻獣!?」
亜人の子が驚く。
「えーとユキユキさんの名前は……」
「ユエだよ。俺の護衛獣をやってもらってるんだ」
「そうでした!」
「へー、なあ撫でてもいいか?」
スバルがレックスに尋ねる。
「ユエがいいんなら」
「ギャウー(かまわないぜー)」
「いいみたいだよ」
「先生さん、ユキユキさんの言ってる事がわかるんですか?」
「わからないけど、雰囲気かな?」
さすがレックスだぜ!
その間にスバルがしゃがんで俺の頭を撫でてくる。
「おー!すげー手触りいいぞ!母上が言ってたのはこいつの事だったのか!」
スバルの母親ってミスミか?親子揃って動物好きなんだろうか?
「ね、ねえ僕も触っていい?」
「ギャウ!」
なでなで。ほわーん。
何か子供達によるほっこり領域ができたよ。
んー。ナデポってやつは聞いた事あるけど、これはなんなんだろうな?
それか
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