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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第2話:トップは無能でも務まる……部下が超有能ならね
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るわよ!
そんな事を考えてる間にも彼の机には書類が溜まって行く。
この部屋にはウルフの部下が3人居るが、奴等も遠慮無く書類を回してくる。
その書類を見たが、難しそうで私には手伝えそうにない……
今年18になった(DQ4の世界にタイムスリップしてた時間はカウントしない)ウルフには3人の部下が居るのだ。
何
(
いず
)
れも年上……最年少で20歳。最年長は43歳だ。
でもウルフには敬意を持っており、仕事で手を抜く事はない……らしい。
詳しい事は良く解らないのだが、3人とも仕事内容を変えてある様で、最年長のプロム(男性43歳)は軍事関係の事でウルフの補佐を、次に年長のリック(男性31歳)は軍事以外の政を補佐、そして最年少であるユニ(女性20歳)は城内での事柄に関する補佐をしてるらしい。
ユニの事はよく知っている。
なんせ以前に奴隷としてグランバニアに売られに来たからだ。
その際激怒したお父さんが、ユニを含む奴隷100人ほどを1
G
(
ゴールド
)
で買い取ったのだ。
勿論奴隷商人は拒否ったが、お付きのボディーガード共々ボッコボコにされ商談成立。
今もなお、グランバニアの牢獄にはその奴隷商人が投獄されている。
何時までも殺さないのは、ユニ達の代金が1
G
(
ゴールド
)
+その奴隷商人の命だからだ。
商談が成立した以上、奴等を殺す事はない。
成立しなければ1
G
(
ゴールド
)
も払わずに奴隷を手に入れられたのに……と愚痴ってたお父さんの事を思い出す。
つまり『問答無用でブッ殺せば良かった』と言ってるのだ。
まぁそんな彼女は献身的にメイドとしてグランバニアに……延いては王様に尽くしてきた。
そして城内の事を熟知してる彼女は、ウルフの補佐役として大抜擢。
直属の上司
(
ウルフ
)
の為と言うより、
その上の上司
(
リュカ王
)
の為に日夜頑張っている。
そんな彼女がウルフに渡したのは、2週間後に迫ったお兄ちゃんの結婚式のプログラムだ。
結婚式はグランバニア城1階の教会で行われる。
それが終了すると国民へのお披露目だ。
グランバニア城4階北側テラスから、新郎新婦が揃って国民に挨拶をする。
グランバニア城北側は20〜30万人程集められる広場になっており、4階テラスからならば大勢にお披露目できるのだ。
そして、お披露目が終わるとグランバニア城大広間で披露宴……所謂大宴会だ!
私も披露宴で歌を披露する。
プリティーに木村カエラの『Butterfly』を歌うのだ。
伴奏してくれるお父さんには曲目を伝えてあるが、他には言ってない。
私の美声で感動的に歌い上げ、会場を感涙のスコールに見舞わせてやる。
プログラムを見ると私の後にお父さんがソロで歌うらしい。
お父さんの事だから歌うのは定番中の定番かな?
『テ
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