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黒子の怪異(オリジナル寄り
1.??の中に

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「はぁーっ、終わったぁー」
ピピッと時計のアラームが鳴り響く中、自分の机にぷっつしている、白河 柚楠(ゆなん)は、机に顔を置いたまま手探りで時計を探し、パチッとアラームを止めた。
彼女はくいっと伸びると、机から離れ、ベットへと倒れこむ。
彼女の部屋は、茶色と薄い桃色、白で統一された明るい部屋だ。
しかも、明かりが差しこむ丁度いい角度に部屋があるので、柚楠的にも気に入っているのである。
「…2時間も勉強とか…母さん殺す気だろ…」
そう呟くと、彼女はばっと飛び起き、机の横にあるパソコンへと足を運ばせた。
彼女が最近ハマっているもの、それは「黒子のバスケ」というアニメだ。
テレビはあまり見なく、オタクとも程遠い彼女が、友達からの熱い一声を掛けまくられ見たところ、ハマったアニメである。
そして、彼女がもう一つ毎回のように更新されていないかみているもの、それは
「…あ、更新されてる。」
”ひまわり動画”という誰でも動画を作り、投稿が出来るサイトで、二次創作として登校されている微ホラー動画「黒子の怪異だ」
一度見ただけで、世界観、好きなキャラの立ち位置が好きになり、原作のアニメが好きな彼女にとってはもってこいの動画であったのである。
「…好きなんだよなぁ、ホント。2号さん可愛いし」
…女子な癖して可愛いもの(人も含まれる)に目がなく、いつも男子とばっかり恋愛の話をしている彼女の評価ポイントが全く分からないが、その動画が好きと言う事だけは周りから誰が見ても思えるのだ。
授業中に真面目な彼女が絵を描いているくらいだからである。
「…テツヤ可愛すぎだよなぁ…まったく、俺が女子だったら惚れてるよ。…あっ女子か」
主人公の黒子テツヤを見て、毎回同じような事を言っているが、どうやったら自分を異性と間違えるのか不思議だが。
柚楠は動画を見ながら小さく微笑みつつ、動画観賞を続けるのであった。
…そして彼女は一通り動画を見終わった後、またクッと伸びる。
時間を確認するために、机の上に乗っている時計を見ると、もう18時30分を指していた。
「…やべ、母さんに怒られる」
彼女はサーッと顔が青白くなっていくのを感じながら急いで二階にあるリビングへと向かった。
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