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バント
第四章
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ならヒットエンドランも出来るしな」
「攻撃に幅を持たせる」
「そういうことですね」
「そうだ、だから新井を獲得した」
 岡本は確かな声で言った。
「それが成功したな」
「そうですね、ただヒットを打つだけじゃなくて」
「バントも出来る」
「新井の存在はうちにとって大きいですね」
「大石やクリーンアップと共に」
「その大石やクリーンアップを支えるのが新井だ」
 まさに彼だというのだ。
「あいつは最高の二番バッターだ」
 こうまで言うのだった、岡本は自分の前で試合前のバッティング練習をする新井を見て言った。彼はバントの練習もしたがそれもまた実に見事だった、転がったボールは的確な場所にあった。


バント   完


                       2014・9・25
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