第三章
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。
新井はその仕事にかかった、ある試合で大石が出塁したその時にだ、
相手のバッテリーも監督も明らかにだ、大石をマークしていた。彼のその盗塁をだ。
それはかなりのものだった、とにかくだった。
「大石を走らせるな」
「絶対に、ですね」
「二塁には行かせないのですね」
「そうなれば厄介だ」
相手チームの監督、日本ハムの高田繁は険しい顔で言っていた。腕を組み一塁の大石を見据えている。
「だからな」
「あいつに盗塁させずに」
「新井と勝負ですね」
「ゴロを打たせてゲッツーですね」
「それ狙いですね」
「新井はバットコントロールは上手だがな」
力はない、このことを言うのだった。
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