第四章
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うのだ。
「それはないさ」
「金をせびらないで騙すだけだからな」
「余計にと言うか」
「ああ、あんたは悪いジゴロだよ」
そうだというのだ。
「何も知らない相手を騙してそこから情報を聞き出すんだからな」
「国家機密は盗まないがね」
聞き出すのだ、彼のやり方は。
「それも些細なことをね」
「そしてそこから推理してか」
「国家に貢献しているだけだ」
「今回のこともか」
「ロシア側はウクライナで何かをしている」
このことは間違いないというのだ。
「それを掴んだからな」
「あんたのやり方で情報を収集してだな」
「それでも私は悪いジゴロか」
「私はそう思うな」
「あまりいい評価じゃないな」
「実際にいい評価はしていないさ」
実際にと返す同僚だった。
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