暁 〜小説投稿サイト〜
なんかポケモンの世界に転生しちゃった?!
カントー編
ひと時の休息。仲間との再会
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くるのが見えた。

「あれは・・・・・」

『エンジュね』

シオンがそう答える。エンジュはゆっくりと飛んで来て、ゆっくりと着地した。そして、光に包まれて、人の姿になる。その腕にはアヤカが抱かれていた。

「こいつ、途中で寝やがった」

『道理でゆっくりとやって来たわけね。にしては凄く嬉しそうね?』

「っ!?んなわけないだろ・・・・」

『誤魔化そうとしても無駄』

確かにエンジュの顔は少し嬉しそうだった。

『ふふ。ホタルは素直じゃないわね。アヤカ大好きさん』

「なっ!?お前もだろ!」

「・・・・ん・・・・・」

『ホタルが大きな声を出すから・・・・おはよう、アヤカ』

「おはよ・・・・シオン・・・・」

アヤカはシオンに近づき、ぴっとりとくっついた。エンジュ改めホタルは口を尖らせている。どうやら不満らしい。

「ホタルーー」

アヤカはホタルにくっついた。途端にホタルは嬉しそうだった。

『・・・・流石はアヤカ狂TOP3の一員』

「アヤカ狂?」

『アヤカが大好きすぎて困ってる子のことよ。もちろん一位はラン、二位がエンジュ、三位がカイル。こいつらは過保護で有名』

うん。確かにランはアヤカ大好きだったね。こっちが引くくらい。

完全に夜になった頃、僕らは家に辿り着く。そこで一夜をあかし、明日の本戦に向けてコンディションを整えた。

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