カントー編
ひと時の休息。仲間との再会
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くるのが見えた。
「あれは・・・・・」
『エンジュね』
シオンがそう答える。エンジュはゆっくりと飛んで来て、ゆっくりと着地した。そして、光に包まれて、人の姿になる。その腕にはアヤカが抱かれていた。
「こいつ、途中で寝やがった」
『道理でゆっくりとやって来たわけね。にしては凄く嬉しそうね?』
「っ!?んなわけないだろ・・・・」
『誤魔化そうとしても無駄』
確かにエンジュの顔は少し嬉しそうだった。
『ふふ。ホタルは素直じゃないわね。アヤカ大好きさん』
「なっ!?お前もだろ!」
「・・・・ん・・・・・」
『ホタルが大きな声を出すから・・・・おはよう、アヤカ』
「おはよ・・・・シオン・・・・」
アヤカはシオンに近づき、ぴっとりとくっついた。エンジュ改めホタルは口を尖らせている。どうやら不満らしい。
「ホタルーー」
アヤカはホタルにくっついた。途端にホタルは嬉しそうだった。
『・・・・流石はアヤカ狂TOP3の一員』
「アヤカ狂?」
『アヤカが大好きすぎて困ってる子のことよ。もちろん一位はラン、二位がエンジュ、三位がカイル。こいつらは過保護で有名』
うん。確かにランはアヤカ大好きだったね。こっちが引くくらい。
完全に夜になった頃、僕らは家に辿り着く。そこで一夜をあかし、明日の本戦に向けてコンディションを整えた。
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