第五十一話 贈り物
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普段戦場では不敵な笑みを浮かべてイレギュラーを容赦なく倒す彼が、目の前の少女に心を乱されている。
しかし不思議と悪い感じはしなかった。
ヘッドパーツを外し、今まで愛用していた髪留めを解き、外す。
髪留めで纏められていた銀髪、サラッと広がる。
そしてアクセルがくれた髪留めを手慣れた手つきで結んでいつものポニーテールにする。
ルナ『どうだ?』
アクセル『あ、うん。似合ってるよ凄く』
紅色の髪留めがとても彼女に似合っていた。
本当に良かった。
ちゃんと渡せて喜んでもらえた。
悩んだ甲斐があったみたいで。
ルナ『そうだ。エックス達から貰ったケーキ食おう』
アクセル『本当!?美味しいよねエックス達の作ったケーキ。』
自動販売機でココアを買うと、ケーキを頬張る。
ルナ『うめえ…』
アクセル『美味しい♪』
ココアを飲みながら、語り合う。
これがルナがヤコブに向かう前の出来事であった。
ルナ「…ん……」
起き上がると、辺りを見回す。
どうやら夢を見ていたようだ。
ルナ「アクセル…」
髪留めに触れながらアクセルの名を呟くルナ。
しばらくして、立ち上がり、部屋を後にした。
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