九校戦編〈上〉
駐車場での会話
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八月一日、いよいよ九校戦に向けた会場に行く日となった。小樽の八校、熊本のような遠方の学校は一足早く現地入りしているが東京の西外れに居を構える一高は、例年ギリギリに宿舎入りする事となっているそうだ。戦術的な意味ではなく現地の練習場が遠方校に優先割当される為であるからだ。本番会場は競技当日まで下見すら出来ない立入禁止なので、あえて早めに現地入りをするのだが俺達は昨日に蒼い翼本社からと一緒にいた九島烈と月中基地支部にいるトレミークルーから多重通信が来たので俺と深雪は制服ではなく私服を着ている。選手と技術スタッフはそれぞれバスがあるが、俺達はスナイプ・ゼロでのフェラーリになっていてオープンカー仕様となっている。護衛役である蒼太はバイクで乗ってその後ろを結衣が乗っていて沙紀は、ISを展開して上空から警護をする事になっている。それは昨日の通信でこうなったのだ。
「明日の九校戦についてなのに、青木は分かるがなぜ烈と月中基地支部にいるフェルトまで通信が来るんだ?」
『私と九島様は明日の九校戦についてです、ただいま私と九島様は一緒にいますので』
『私はゲート反応があったので、明日の警告を伝えに来ましたが最初は青木さんからどうぞ。ゲートやドウターについては、烈様も聞いておいた方がよさそうですし』
「まあそうだな、で?蒼い翼特別推薦枠でのハンデやルールは決まったのか?」
『ハンデについては九校戦試合開始前までは伝えませんが、一真様の名前を秘匿にしてほしいのです』
『私はハンデ有りでも十分力を発揮するだろうけど、九校戦では一真様の名と姿を伏せてほしいのです。今まで蒼い翼特別推薦枠の者はいませんでしたからな、なので一真様が会場入りしてからは、姿は専用ジャケットかいつも戦闘用の真っ黒の服にサングラスをかけてほしいのだ。名前は???だと呼び辛いだろうから、名前は名無しさんと呼ぼうと思うのだがどう思うかな?』
「なるほどな、つまりこの姿になれば問題ないという事か。まああとは一高の者達に通達しないといけないな」
そう言いながら量子変換機で、普段着から真っ黒の戦闘服となり真っ黒のサングラスをかけていた。そしたらその姿ですと烈と青木副社長も親指を立てていたので、ここにいる深夜達も懐かしいと言っていた。まあこれでいつも部下達と共に前線で活躍していたから、そんで一高の者は七草会長の口から通達されると明日の出発日に聞かされるようだ。そんで俺と深雪はスナイプ・ゼロで運転し、バイクは蒼太にして後ろに結衣を配置させてから上空で沙紀が警護をするという事になった。深夜と穂波さんは真夜達と一緒に行くので、気にしないでと言われてから俺達はもう行っているであろう駐車場に行ったらまだ一高のバス達がいたのだった。屋根はまだあるので、いきなり赤、青、銀のフェラーリが来たので何
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