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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
駐車場での会話
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だと思ったバス前にいた委員長だった。

「あれ?まだここにいたんですか」

「その声は一真君かい!一真君達は先に行ったと言っていたからもう行っていると思っていた」

俺の格好は、アロハシャツにサングラスにジーンズのズボンと靴を履いた俺とワンピース姿と帽子を被っていた深雪と護衛者はバイクでライダースーツを着ていた。なので一瞬分からなかった俺とバス内の者達だったが、俺がサングラスを取ったら俺だと理解したのだった。

「一応七草家の者から会長が遅れると聞いたんで、俺らはここに来たんですけどまだのようですね『ごめんなさ〜い!』どうやら来た様子のようだ」

軽快に鳴るサンダルのヒール音でやっと来た会長だったけど、委員長は日傘を差していたがやっと来た会長だったので傘を閉じたのだった。委員長はため息混じりで、俺の説明と同時に来た声だったので俺もため息混じりだった。一応全員確認のためにタブレットを持ち確認すると会長を出席確認をした後に空間の中に入れた。

「真由美、遅いぞ」

「ごめんごめん」

咎める言葉も謝罪の言葉も、ただ、それだけ。二人は何事もなかったかのように大型バスへ乗り込んで行ったので、俺は自家用車で待機している深雪の元へ向かおうとしたら会長が手ぶらでバスから出てきた。深雪は車で待機しているし、九校戦の間だけは月中基地支部にいるトレミーも発進して九校戦に何があったとしてもCBとして対処する予定だ。副長の劉零もトレミー艦長として来ているし、現部下の者達も元部下達も俺の指示なら何でも聞くとは聞いている。

「何か忘れ物でもありましたか?」

着替えや化粧品などの宿泊用品・・・・宿泊に化粧品という知識は既にあるし、深雪も薄い化粧をしている。各自自宅から持ってきたのは、配送されたのをコンテナに積み込み済みだし、入れ忘れがあったとしても大抵のは宿泊先にあると思う。今からホテルまでは二時間程度のバス旅行という感じではあるけど、俺達や会長達のような私服を着ている者は少数派のようだ。

「ううん、そうじゃないの・・・・。それよりそれが一真君の普段着なのかな?あと先に行ったと聞いたけど」

「いえいえ。俺達は七草家の事情は知っていますし、九校戦での俺の立ち位置を知らされていますよね?九校戦が終わるまでの俺は名無しとして出場するという事を」

そう言うと静かに頷いてみせたのだった。会長が遅刻したのは、家の事情で遅れるとの事は俺も弘一から聞いた事だったので先に行くと言ってからしばらく来るまで家で待機していた。会長が現地合流志望だったらしいが、それは三時間前だった。三年生全員の意見で会長を待つという事なのは、既にこっちでも聞いていた。上空にいる沙紀からの報告だった。そして大急ぎで合流したというのが今に至る。会長は七草家の跡取り、という
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