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ソードアート・オンライン〜十一番目のユニークスキル〜
唯一無二の不確定因子
第一八話 悔いなき選択
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ていた。
「部屋に・・・・・・戻ってるから・・・・・・だから・・・・・・一人にして・・・・・・」
「今のアリスに届くのはリオンの言葉だけだ・・・・・・」
その二つの言葉がアスナを悩ませていた。一人しておくべきか、それとも追いかけるべきなのか。
しかし、いくら考えても答えはでない。だからアリスの立場だったらと発想の転換をした。アスナとアリスは二年間一緒にいたことで、お互いがどんな性格なのかよくわかっているから。
――――アリスは私にはいつも、やりたいこと、言いたいことがあったら遠慮なく言ってた。だから今回も本当に一人にしてほしいんだろうな・・・・・・)
心のどこかで分かっていた。それでもすぐに追いかけたかった。キリトに叫んだ時は、冷静になれず、聞く耳を持つことができなかった。だが、今は頭がしっかり冷えて、他のことも考えられた。
アリスの意思を尊重すること。それと、もしアスナがここで一人帰ったとしても、キリトたちは軍の人達を追いかけるだろうということを。あとから軍の人達とともに、キリトたちまで未帰還だ、などという話を聞かされたら、自分までもあんな状態になるだろう。
それだけは避けなければならない。そうなってしまえば、アリスを支える人がいなくなってしまうから。
アスナは目を閉じる。答えは出た。悔いが残る選択はしたくない。
「私もいく」
開かれた目には先ほどとは違い、強い意志があるのをキリトは見て、少し笑みを浮かべた。
「わかった。じゃあ行くぞ」
キリトはそう言うと、みんなを先導するように前に立ち、上階へと続く通路へ歩いて行った。
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