第一章
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「口が減らないっていうか」
「それは翼君もでしょ」
霞はここでもまた言い返すのだった。
「いつも言いたいだけ言うじゃない」
「そうかな」
しかしこのことにはわざととぼけてみせる翼であった。
「自分ではそうは思わないけれどね」
「そうなの。まあこの一年もね」
「うん、宜しく」
何だかんだでしっかりと顔を見合わせて言葉を交える。
「これからもね」
「また続くかも知れないけれど」
流石に今は同じベッドで寝てはいないがそれでもやはり一緒のクラスだった。クラスも一緒だしいえも隣同士だから帰る道も同じだ。ついでに言えば部活も同じ吹奏楽部なので帰る時間まで必然的に同じになってしまう。今日も帰る時間は同じなのであった。
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