暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/staynight/the/crossovermoment
結界
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、し、シシン、侵入、シン、侵入者?」

背後から声が聞こえた。
悪寒が背中を走る。寒い筈なのに変な汗が体全体から吹き出した。

「オマエ、オマエ?オマエ?オマエ?
侵入、シャ?」

人間の形態だが人間じゃない物体が人間の言語で話す。

「オ、お、オレ、ルテハユシ。
ォ、オ、オ、ォ、お前、殺、殺す、けどい、ィい、いい?」

鞭が俺の首を掠めた。
掠めた部分から血が吹き出る。

「え、?」

身体が動かない。

「ま、ま、マダ、し、シ、シ、死んで、なぁ、ナ、ない?」

倒れ込んだ俺の身体を見ている。
先程の一撃で死ななかったのが疑問なのか自分の鞭を確認するが俺が死ななかった理由は分からなかったようだ。俺自身、首から大量の血が噴出したのに何故、生きてるのか疑問に思ってる。
だが、体が動かない。思考回路が働かない。自分の危機的状況を把握出来ない。

「し、シ、浸入、、、、は、は、はい、、じょ。
侵入者は排除、ま、ま、あ、、ママの、、、め、め、命令?」

動かない。動いても勝てる自信、根拠なんてない。
動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け。

「つっ、ツ、ツ、ツツ、次、次はこ、こ、コ、コ、コロ、ころ、殺す」

鞭が振り落とされた。
体は動かない。脳の思考回路も働かない。
避けられない!?

「目を逸らな、諦めたら終わりだ」

鞭の一撃は弾かれた。
モオズ・アカラトじゃない。
鞭の一撃を弾き俺を救ったのは?

「お前、「アーチャー」?」

なんで、お前が此処に?
夜桜 叶の「サーヴァント」がなんで俺を助けたんだ?

「マスターの命令で君を一時的に保護する。
君は終わる迄、生き延びる努力をしろ」

2本の刀を構えアーチャーは動いた。
敵の鞭を躱し否し攻撃の対象をアーチャーに移した。

「トレース・オン」

新たに2本の刀を投影、投影した2本の刀を投げた。
投げた刀は左右に回転、敵の逃げ道を塞いだ。

「ボ、ボボバ、ば、バ!?」

鞭を使って防ごうと努力するが無駄だ。
投げられた2本の刀に意識を集中しすぎて真正面のアーチャーがノーマークだ。
隙を逃さないアーチャーは突進した。
その突進は以前、モオズ・アカラトが見せた突進に似ていた。

「お前の負けだ」

突進は敵に当たっていない。
寸止めで敵に当たる直前でアーチャーは攻撃を中止したのだ。

「消えろ敗者に用はない」

投影していた刀を収めアーチャーは振り向いた。
敵の攻撃を恐れていないのか?余裕なのか?分からないがアーチャーは俺の元まで歩く。

「お、お前、な、なんで?」

「奴の闘争心は折れた。
なら、戦う意味はあるまい」

不思議
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ