暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0813話
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きている者達は、大口を開けてニヴルヘイムへと視線を向けている。
 ……ただ、マクロスという存在を知っているのに、ニヴルヘイムに驚くというのは……いや、マクロスはあくまでも戦艦の類として認識されているし、実際そのような外見だ。だが、ニヴルヘイムは空飛ぶ城のような外見をしていると考えれば不思議では無いのだろう。

『ご紹介します。皆様の視線の先に浮かんでいるのが、シャドウミラーの新たなる象徴でもある機動要塞ニヴルヘイムです。ご覧の通り、その威容は見ただけで相手を萎縮させる効果を持ち、鉄壁の盾ともいえる幾重もの防御フィールドに守られています』

 見学会場に響く声は、意外な事にオウカの声。
 今回のニヴルヘイムの公開の件で、誰がそれをやるのかシャドウミラー全員で悩んだのだが、やはりこの場合は女の方がいいだろうということになり、色々とやり取りをした結果、オウカの出番となったのだ。
 いっそ麻帆良にいるあやか達を引っ張ってくるという案も検討されたのだが、それは却下された。
 シャドウミラーに所属する事になった時、いわゆる内政要員の方に回るのを考えれば惜しかったとは思うが、何しろまだ高校生で以前に約束した卒業してからシャドウミラーに来るかどうかを決めるという約束もある。
 ……もっとも、個人的にはアルバイトみたいな形で一時的に雇うのは問題は無いとは思うんだが、その辺はケジメらしい。

『この名前に聞き覚えのある方も多いと思いますが、ニヴルヘイムというのは北欧神話に出てくる単語です。世界樹ユグドラシルの根が伸びているフヴェルゲルミルという泉がある場所であり、同時にその泉にはニーズヘッグと呼ばれる竜が生息している地として知られています。そして、私達シャドウミラーの持つ戦力の象徴がアクセル・アルマー代表の機体、ニーズヘッグ。この関係性を理解して貰えば、シャドウミラーにとってこのニヴルヘイムがどのような存在なのかは理解して貰えるでしょう』

 オウカの声が響き、周囲にいる一般の客やマスコミの視線がこちらへと向けられる。
 マスコミに至ってはカメラの類もシャドウミラーの方に向けているのを見れば、恐らくはギャラクシーネットに流れているのだろう。
 ……まぁ、フロンティア政府、新統合政府、新統合軍の3つに所属している、それなりに高い地位にいる者以外では、シャドウミラーの幹部達の姿を直接見るのはこれが初めてという者が多いのだと考えれば、それはある意味で当然か。
 ムラタのように人に注目されるのを嫌がってこの場に出席していない者や、フェイトやエヴァのようにシャドウミラーの一員という認識が薄い者、マクロス世界では行動する事が出来ないレオンが姿を現していない以上は全員参加といういう訳では無いが。
 そう言う意味でも、ニヴルヘイムのお披露目に俺達シャドウミラー
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