Road to Elysion〜終焉 〜
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二人揃って沈黙してしまい、どうやって声を掛けようかと思っていると僕らの方に吉井が走ってきた。
「妃宮さん!こんなところにいたんだ。雄二が呼んでるんだけどこっちに来てくれないかな。」
僕らがここにいることに気がついた吉井の呼ぶ声をさすがに無視するわけにも行かないし、何より空気を変えるためにも良いタイミングだった。
「友香さんも如何ですか?」
そう言うけれども、何かを悩んでいるような表情の彼女は首を振った。
「私はもう戻るわ、浅井君もたぶん帰るのだろうしね。」
じゃあお先に、と手を振りながら彼女は逃げるようにAクラスから出ていった。
その姿に声を掛けることも出来ずにただ彼女を見送るだけしかできなかった。
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