暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
美月サイド×神霊魔法と水晶眼
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今はないに等しい。自惚れて有頂天になり、強引に彼女を自分の物にしたと思うが今の幹比古にとってはそんな欲はない。でも他の術者に神の術法へ繋がる鍵の存在を教える気は無いと言うが、目の前に神がいるのは知らないだろうな。他の術者が神祇魔法の奥伝を極める姿を指をくわえて眺めているとしても、美月の水晶眼や俺の精霊術については他言する気はさらさらないと聞いて俺は一息ついた。

「俺が精霊を介して攻撃したり、神霊=精霊王での力を出す事などは俺も言わないよ。エレメンツ使いの一つとして言っているからたぶん平気だけどな。それより幹比古の魔法についてなんだが、よかったら俺が何とかしてやろうか?」

「本来ならあの事故の後で、ずっと魔法力がないと思っていたけどそれが錯覚だと知った上で一真にお願いがある。僕の魔法力を復活させたいんだ、お願いしてもいいかな?」

俺はもちろんと言いながら、幹比古でいう竜神=ガッドに干渉しても魔法演算が加速しないような方法で練習をしていた。その時は俺も少ししたら深雪の方に行かないといけないので、本来は運転手の結衣を来させてから精霊魔法についてを練習していた幹比古とそれを見るように美月も幹比古の練習に付き合っていた。吉田家の術式はいくつか無駄があると言ってから、少しアレンジをさせてから実験棟で古式魔法をやっていた。その間は俺も深雪たちと毎日のように九校戦の練習をしたりしていたのだった。
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