九校戦編〈上〉
美月サイド×神霊魔法と水晶眼
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術というもんだ、幹比古も古式魔法を推奨する者だから聞いた事ぐらいはあるだろう?」
仙術という言葉に反応した幹比古だったが、美月にエリカとレオが待ち合わせ場所に来ていると教えてやった。そしたら時計を見た美月は、いつの間にかその時間に経ったという事で時間差だと思う。あとは俺が言う精霊とは色は術者が理解するんじゃなく、精霊自身から色を出す事だと言ったら精霊魔法を使う幹比古や色が見えた美月も透明な球にしか見えないと言ったので、炎・風・地・水の順番に表示させたら理解したようだった。
「幹比古、美月の目について何か知っているようだな。もしかして水晶眼と言うのかな?」
「さすが精霊を使役している一真は何でも知っているんだね、その通りで精霊の色を見分けられる人がいるなんて思わなかったから。凄く驚いていたんだけど、一真の仙術で落ち着けたよ。水晶眼の持ち主かなと思ったから、いても立ってもいられなくなったのさ。改めてごめん、言い訳かもしれないけど決して不埒な真似をしようとしたんじゃないから」
「もういいですよ吉田君。私も驚いただけですから、でも恥ずかしかったんですから、もうこれきりにしてくださいね」
「ホントにごめん」
先程のセクハラ紛いは、平和的解決にしたそうだから問題はなさそうだ。一応風紀委員だからなのか、未遂で終わったとしても厳重注意くらいだと思うが今回は初犯だし水晶眼の事で確認したかったのだろう。
「それより俺と幹比古だけが知る情報ではないから、差し支えが無ければ美月にも教えても構わんだろう。美月も水晶眼と言わてもよく分かってないそうだし」
「そうだね。僕もそんなに秘密という訳ではないから、精霊は色があるというのは一真も知っていると思うけど色で精霊を見分けている。でもそれは本当の意味で見えている訳ではないんだ。精霊の色は決まったものではなくて、術の系統、式の流派によって、術者が『見る』色は変化するものなんだよ。例えば一真の場合は魔法ではないけど炎は赤、風は白、地は黄土色、水は青と言った感じで僕も水精は青色をしていたりする。欧州には、水精の色は紫だと明言する流派もあるんだ。大陸系の流派では、黒に近い紺色だとするものもあるのさ。場所と使役する者によって、精霊の波動に違いがあると分かって来た事だけど。術者の認識の仕方が違うから、違う色に『見えて』いるんだ」
「まあそうだろうな、・・・・ふむふむなるほどな、だから幹比古は魔法力を失ったと錯覚しているのか」
俺は納得したと思ったら、俺は水の精霊王であるガッドからある事が伝わってきたので、俺は独り事のように呟いていたら幹比古と美月は見えない誰かと話していると見えたと思ったら幹比古が魔法力を失ったと一真の口から出たので驚いていた。あとは術を介して波動を解釈している事で、色を識別
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