暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
美月サイド×神霊魔法と水晶眼
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っぱりエリカちゃんって、一真さんの事・・・・なの、かな・・・・・?)」

・・・・の部分は俺でも理解できる部分だが、エリカと一番仲が良いのはレオでもあるし定期試験で理論三位取った吉田ともどこかしらの縁がありそうだ。一真に対するエリカの感情は恋愛ではなく、ライバル心という感じに思えたのかもしれない。エリカが剣術が得意なのは知っているがその上が一真だからだ、一年で一番強いのは権限持ちの一真と深雪だろう。とそう思ったら何かを感じ取った美月だった、何らかの波動を感じ取ったので思い切ってメガネを取ってみた。美月のメガネのレンズはオーラ・カット・コーティング・レンズという、度の入っていない特殊な眼鏡で、霊子放射光過敏症を抑えているらしいがそれを取って感じた波動の方を見た。そしたら色の洪水が押し寄せて来たと思えば視界に様々な色調の光が溢れるが、目を痛めつける刺激で少しの間耐えたのだった。

「今の霊子は?とても眩しいけど、あっちは実験棟かな。気になるから行ってみよう」

まだ一真やエリカ達もまだ九校戦に向けて働いているので、まだまだ暇になるので美月は霊子の波動を感じた方向に行ってみた。俺は精霊によって導かれて行くので、指導を蒼太と沙紀に任せてから俺は実験棟に向かった。今は学内だし、自分で守れるくらいだからと指示しといて深雪達の指導を頼んだ。そしたら外で待っているはずの美月が実験棟に向かったのを見た俺は、精霊に事情を聞いた俺は気配を消してから美月を尾行したのだった。ついでにレオやエリカが待ち合わせ場所に来ているを見た俺は、美月を呼び出そうとしてついて行った。

美月はメガネを外したまま、波動があった方向へと向かっていた。美月にとってメガネを外す行為は、暗室からいきなり電気をつけた状態となるくらい眩しく感じる。見えないようにしてたのが見えるというのは、自分でもコントロール出来ない感覚がもたらす過剰情報に処理する視覚神経と脳が悲鳴をあげる。普通の人間なら意識を失う状態となるような、情報量の暴虐も美月にとっては生まれた時から付き合って来た「もう一つの世界」と認識されている。人の目はしばらく待てば慣れるが、強い光に適応した瞳やメガネのレンズでカット出来る事もあるが21世紀半ばから視力矯正治療が普及し近視は過去のものになりつつある。だから近視というのは死語なのかもしれない。美月も二〜三回瞬きをしたら普通の魔法師が見ている何十倍のサイオン光と、並みの魔法師では色を見分ける事が難しいプシオン光に目を馴染ませた。実験棟の中に入ったら外の熱気とは違う何かが漂っていた。

「さっきの波動はこっちから来たよね、それにさっきは外にいたのにこの冷気は魔法?」

歩いていると、美月は理性は引き返せという感じだったが今までで一番強い波動を感じたので好奇心で行ってみたのだった。異常
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