暁 〜小説投稿サイト〜
Sword Art Online 月に閃く魔剣士の刃
4 魚人の王
[1/6]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「うっわぁ...。ここあいつらの根城か?」
広く、天井も高い空間の中央に円形の巨大な足場入ってきたところと次の階層へ続いてるであろう向う岸の扉には跳ね橋がかかっている。それ以外は巨大な水場になっており、光源が少ないからなのか分からないが底が見えないほど暗く深い印象を受ける。
しかし、一番の驚きはその水面のそこかしこから下から上に昇ってきているであろう泡が見受けられる事である。
俺は見たことがある...。あの泡がポコポコ出てくる池からサハギンの群れが這い出てくるのを...。
「まあ、行くしかないだろ。」
キリトもその泡を見て苦笑していたが、戦闘モードに入ったのか目つきを変えて口元を引き結んだ。
警戒しながら跳ね橋を渡っていく。幸い橋では何も起きる様子はない。
しかし円形状の、見方によっては闘技場にも見える足場に足を踏み入れたその瞬間、
「うおっ!?アイツがボスか!?」
周囲の水中からいきなり何かが飛び出してきた。
水しぶきを上げ、着地したのは 「The Sahuagin of king」
直訳すればサハギンの王。
3mはあろうかという大きさに身の丈程もある長大なトライデントを持っている。左手には円形の大盾が前腕部に固定されているが、サハギン本体との対比でまるでバックラーのようだ。
そして周りにはさっきのサハギン・ロードが3体と初めて見るエネミー、「サハギン・ガードナー」と呼ばれるエネミーもいた。こちらは突撃用のランスとキングと同じ大盾を装備しているようだ。
「・・・これは結構骨が折れそうだな。」
取り巻きの量を見て思わずキリトが呟く。
「まあ取り合えずパターンくらいは見ておこうか、行くぞっ!」
左手で腰に横差しにしている短剣を、右手で背中に帯びている長剣を抜刀すると手前にいたガードナー向けて全力でダッシュする
相手の得者はランス、こちらより間合いが長い。案の定相手の間合いに入った瞬間、ガードナーのランスが鮮やかなライトエフェクトを纏った。
色は淡い黄色、両手槍の初歩スキルのストライクのはずだ。
大きく踏み込んで高速かつ鋭い刺突を行うスキルで技後硬直が短く発生も早いため初歩スキルながらランサー達には重宝されている。
「間合いが甘いよ。」
呟くと繰り出されるランスの軌道から極僅かに左へ体を逃がし、流れるように相手の懐に潜り込む。
「まずは一つ・・・!」
クリティカルポイントである首元に目掛けて投剣スキル、アークシュートを起動し、左手の短剣を構える。黄色いライトエフェクトを纏った短剣は光の矢の如く、閃光の軌跡を残して狙った場所に直撃した。
アークシュートは投剣スキルの中でも珍しく近接戦闘に特化した性能になっ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ