暁 〜小説投稿サイト〜
Sword Art Online 月に閃く魔剣士の刃
4 魚人の王
[2/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ている。モーションの小ささ、ディレイの短さ、なにより近距離になるほど強烈になる衝撃力。
投剣でありながら極近距離での一撃の威力は目を見張るものがある
そんな強力な一撃がこの距離で弱点に直撃、当然のごとくガードナーが大きくよろめき中段に構えていた大盾が大きく逸れる。そしてアーク・シュートを撃った流れで体勢を整えつつ、盾が逸れた事を確認すると右手の長剣が青い輝きを放つ。
片手剣スキルのホリゾンタル・アーク、水平二連撃でガラ空きになった胴に追撃を加える。左から右への薙ぎ払い、更に返す刃でもう一撃横薙ぎを叩き込む。
為す術もなく追撃の全てをマトモに喰らったガードナーは、一撃目で胴体を守っていた鎧が砕け散り、二撃目で敵を両断した。
ここまで約1分程度、ガードナーが撃破された事に気付いた敵達がシュンへ一斉にヘイトを向ける。前方からはロードが1体、大上段に構えた剣に黄色い光を纏わせる。
右からはガードナーが盾を構えて突進の構えを取っていた。
「...前のやつが先だな。」
そんな算段を瞬時に終えたその時、
「うおおおお!!」
気合と覚悟のこもった叫びともに視界の隅を水色の光が駆け抜けた。
片手剣スキル【レイジスパイク】のはずだ。強烈な突進斬りが俺に気を取られていた右のガードナーの頭を一撃で刈り取った。
「無茶すんなよ!!」
ディレイを消化したキリトが俺の横で構える。
同時にボス戦開始3分で二体の仲間を撃破されたことに怒ったのかキングが雄叫びを上げた。HPバーは5本、意外と少ない。
「キングのHPが低めか、こりゃ取り巻きに手間取るタイプか?」
短剣を回収して左手に構え、キングに対峙する。
「取り合えずやれるとこまでやって離脱しよう、このままだと案外発狂までいけそうだ。」
それだけ会話すると俺はキングの横にいるガードナーに、キリトはキングに向かって同時に駆け出す。敏捷値は若干俺のほうが上だ、さらに目標との距離の差もあり必然的に俺のが先に接敵する。
相手の間合いに入る寸前、相手のランスが紫に光る。
これは両手槍スキルのハーフスラッシュ、前方180度を高速で薙ぎ払うスキルだ。一瞬のタメを置きランスが高速で薙ぎ払われ、こちらの胴体を捉える。
筈だったが、十分にシステムアシストが乗る前に投剣スキル、シングルシュートで軌道をそらされキャンセルされた。そしてディレイで硬直し、隙だらけのガードナーに間髪入れずスラントをねじ込む。
その両手で振り下ろした剣の一撃でガードナーは消滅、その脇を一瞬の迷いもなくキリトが駆け抜けた。
キリトがボスに突っ込むのに合わせて、キングがトライデントをキリト目掛けて横に振る。
「はぁあああああ!!!」
俺より筋力値が上のキリ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ