暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
雷獣の英雄と混沌の狙撃者
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ら喰い取った爆炎剣の爆風で四散させる。
途端、ライト達が迎撃態勢を取った。
「ブロウ・ビット!」
「雷撃ノ槍!」
不可視の攻撃と雷撃の槍が降り注ぐが、俺は赤緋眼のテレポート能力でライトとリンの真後ろに現れる。
「雷撃ノ雨!!」
しかし、ライトは瞬時に技名を叫ぶと、ライトとリンの周囲に雷が降り注ぐ。
俺は赤緋眼を終了し、螺旋で退避場所を確保すると、すぐにそこに下がる。
「チェーン・ビット!」
途端、可視の鎖が俺に巻き付いた。
「しまった……!」
俺は体の鎖を壊そうとするも、固くて破壊が難しい。そこに。
「雷撃ノ業!!」
「全範囲全方位全攻撃!!」
二人の攻撃が、俺に放たれた。
「嘗めん……なぁああああ!!」
俺はシャドウ・バーサークをモードチェンジさせると、そのまま体に突き刺して、モードシャドウを発動。影と化した。


ライトSaibo

「モードシャドウか!!」
「背を合わせろ!!」
リンの指示で背を合わせる。
「リン、動けるか!?」
「三時間ちょい無理」
「役立たねぇ!!」
「お前よりかはマシだろうよ!!」
リンは赤緋眼を発動させる。
「あー、解ったよ。これを使うぞ」
俺はアルカナホルダーから一枚を取り出すと、リンにかざす。
「<ザ・フール>、<ザ・ワールド>!!」
使用者によっては、カード効果が変わるユニークスキル<アルカナ>。
俺が使うザ・フールとザ・ワールドのコンボ<愚者は世界を紡ぐ>は、発動した相手の時間を早める効果がある。即ち、スキル効果時間の早送り。
「リン、これで動けると思うが?」
俺は二枚のカードをホルダーに戻すと、言う。
「お、おお……すげぇな」
「兎に角、奥の手を使うからよろしく。<ビーストアウト・モード狼>」
迅王牙の奥の手<ビーストアウト>。
使用者を任意の姿に変身させるこの形態は、姿によって能力が切り替わる。
モード狼のモチーフは当然ジンオウガ。機動力が高いトリッキータイプだ。
しかも、闘技場が擬似的に街と化してるのは、実に好都合の姿である。
『リン、乗れ!!』
「おう!」
リンが俺の背中に乗ると、俺は雷の如き速さでフィールドを駆ける。
「うぉおおおおお!!ちょっ、荒い荒い!!」
『文句言うな!!ーーーーー居た、シノン!!』
ジンオウガの眼から見たシノンの位置は、前方二百メートル。弓を携えて行動していた。ダークを狙ったのが仇となったらしい。
『でも、それでも好都合だ。リン、しっかり捕まってろ!!』
「え、お前何する気………」
リンの言葉を最後まで言わせず、超帯電状態に移行した俺は、最高速度でシノンに接近した。
「え!?」
シノンは驚き、弓を構えるが、遅かった。
『ごめん、シノン!<爪迅>!!』
二つの五本の爪が、シノンを切り
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